それは必然だったのか?突然だったのか?

次話: 待たせすぎたね・・・

今から8年前、同棲生活を6年経て、2人は結婚した。

2人の関係は、付き合っていた頃から親友のような関係であった。


彼女は病弱というより、薬物アレルギー体質であったため、俺がが医薬品メーカーに勤めていたこともあって、彼女はいろいろと病気や症状について聞いてきていた。

その中には婦人病で、俺もあまり専門的な分野ではない領域について聞かれることもあった。

・・・不正出血で、生理不順も日常的だったため、あまり気にも留めていなかった。

ただ、毎月のように生理痛に悩まされ、俺には理解できないツラさを感じていたのだろう・・・。


もちろん、将来 結婚することを前提に、一緒に生活を送っていたが、彼女の身を案じ、子供は諦めていた。


結婚後、間もなくして俺の会社の健康診断を彼女も受けてみた。

彼女は、元ショップの店員で、今まで健康診断など ほとんど受けたことがない。

ついでに、乳がん、子宮がん、子宮頸がんの検診も受けてみた。


そこで恐れていた結果が・・・子宮頸がんのPAP検査で異常が発見されてしまった。

早期なら大丈夫だと高を括っていたが、既にリンパ節にも転移していた。

それでも若いから大丈夫と自分に言い聞かせるようにしたが、その若さが裏目に出た。

若さ故にがんの進行も早く、彼女は余儀なく入院生活を送るようになる。

ここからがホントの戦いで、女性であるが故に抗がん剤による副作用で髪の毛が抜け落ちることに、深く傷つく彼女・・・。


俺の方はというと、会社が3度目の合併をし、仕事と彼女との時間を作るため、余儀なく睡眠時間を削ることになる。

しかも、上司とはそりが合わず対立していた。

彼女を安心させる余裕や言葉も出てくるわけもなく、この感情をどこにぶつければ良いか相当悩んだ。

入院生活1年が経とうしていた時・・・とうとう彼女は自分の意思を持たない ほぼ植物状態にまでなってしまった。

家と会社、会社と病院、病院と家・・・そんな生活が弱った俺に更にダメージを与えた。

手を握っても彼女の反応はない。


そして別れの日がやってきた・・・俺はただただ泣きじゃくっていた。

これを書きながらも当時の思い出が頭を過り、涙が止まらない。


喪主の挨拶なんて務まるはずもない・・・。

彼女の名前を連呼していただけ・・・。


大切なものを失った俺は、入院するまでのうつ病になってしまい、今も月1回診療内科医に通い治療を受けており、精神障害者福祉手帳3級の保持者でもある。


彼女の死から4年が経とうとしている・・・。


俺は未だに彼女以外の女性を彼女以上に好きになれない。




続きのストーリーはこちら!

待たせすぎたね・・・

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。