人生は時に不公平〜4〜
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2度目の転校をする事になるのだ。
理由はマイホームの購入である。
はたから見れば幸せな家族だろう。自分も嬉しかった、自分の部屋というのが出来て逃げ場が出来たのだ。
しかし、転校先は全校生徒60人位の小さな学校だった、転校先の学校での休み時間に野球に誘われ校庭が小さい為、ゆうにフェンスオーバーしてしまった。
打ってしまった、相手が悪かった、その学校のボスみたいな存在だった。
スポーツ万能、長身、勉強も出来る、最高の標的だったのだろう。
人数の少ない学校では致命的だった、毎日無視され友達も出来なかった、家でも地獄、学校でも地獄。
なんで自分ばかり転校をしなきゃならないんだ、本当に辛かった。
溜まりに溜まったストレスで、そのボス的存在と喧嘩をしてしまった。
それが功を奏してそのボスに付いてた人達が寄ってきた、いつしかわだかまりはなくなっていた。
しかし、家ではますますエスカレートしていく虐待。
そんな中、また彼女が出来た、きっとこの時から1人でいる事、誰かに必要とされる事に執着していたのであろう。
そして、この小学校の卒業式、本当に苦痛だった。
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