ママは強いというけど、強くならざるを得ない話。保育園いれても幼稚園いれても、大変なのはやはりママの話。

次話: 保育園落ちた日本死ね、に続け。世論を保育園や幼稚園事情に注目させないと何も変わらない。

 パートで働いています。資格があるのでなんとか、仕事はみつかるものの。いつも悩むのは子どもの預け先。


 引っ越してきて四月入園、新しい保育園で二歳児入園で、認可に入れたラッキーな私。


 主人が第二子を希望しており、三歳からは幼稚園へ入園しました。預かり保育のある幼稚園です。


 一年間通いなれた保育園を出たくなくて、息子は泣きました。


息子3歳
なんで僕だけ上のクラスに行けないの?




 親の都合です。とは言えない。

 けど、ごめんね、お母さんは正社員じゃないし、パートだし、うちの歯医者は産休なんてくれないし、ないし。保育園は辞めないといけない。産休や育休がないと、第二子妊娠して仕事を辞めると、保育園は退園になるんだよ、なんて大人の事情は子どもにはわかりません。



 仕事をするひとのためにある保育園です。


 預かり保育のある幼稚園へ、と思いいれ、幼稚園のシステムには感謝していますし、夏休み冬休みも幼稚園でよほどのことがない限り、預かってくれます。


 でもやはり金銭面や行事等が保育園と同じというわけにはいきませんでした。


 保育園の運動会は午前中で終わります。役員も仕事をしているママのことを考えて年に二回程度。


 幼稚園は保育園よりは集まりが多く、クラスごとにランチ会、グループLINEなどがあり、保育園よりは親の出番が多いのかなと思いました。




一番驚いたのは、園長先生の入園式の話です。


園長
都民ファースト。お給料高くするから都内の保育園にきてください。で、地方は先生を引き抜かれていく。

 地方の幼稚園はどうしたらいいのか。昔からあるのに、なぜ幼稚園より保育園を増やしたり先生もそちらばかりなのか、という内容でご立腹でした。


 ですが、私も幼稚園に関しては、なぜ国は幼稚園をもう少し助けないのかとも感じました。

 

 保育園に入れたら出たくなかった。けど、システムが正社員さんのみ優遇されるシステムで、パートなどに関しては保育園は優しい場所ではない。預かりのある幼稚園で働く。だけど私の住む地域は幼稚園が少なくて抽選になる幼稚園もあるし、引っ越してきた人たちで途中入園のお子さんをもつママは近所の幼稚園に入れなくて、隣の市の幼稚園に通わせているママもいる。



 公共の学校などのことまで考えずに、マンションや一戸建てを次から次へと立てて、幼稚園や小学校が追いついていない。


 なぜ、政治家は全体図をみないのか。ママの意見を聞かないのか。



 

 私は母親である前に一人の人間で、もともとの性格は引っ込み思案で人見知りも激しい。なのに仕事は歯科衛生士という人と接する仕事を選んだので、昔よりはコミュニケーションの能力も出てきた。母親になって、図太くなった。なるしかないから。子どもや自分の権利を守るには、強くなっていくしかないからだ。


 たびたび、保育園や幼稚園の問題は議会やニュースで取り上げられる。


 保育園にいたっては、増えている。だけど、保育士や幼稚園教諭の資格があるひとを確保しないといけないのだろう。都民ファーストを叫ぶ小池さんのいうことも一理あるのだろう、が、都内だけどうにかなればいいものでもない。


 対処療法ではなく、根本的な問題はなんなのか。


 私はどこまで強くなったらいいのだろう。もう少し母親に優しい社会になって頂きたいと思う。


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