ある日の飲み会 男同士

次話: アメリカンホモのその後

大学時代のある日、仲間内8人くらいで友人宅にて飲んでいた時の事。 誰かが「カラオケ行こうぜ」と言いだした。 




自分はカラオケが嫌いなので部屋に残って飲むことにした。もう一人カラオケ嫌いがいたので、そいつと二人で飲んでいた。





 しばらくして、そいつがボソッと「実はおれバイなんだ・・・」

  




 意味がわからなかった。「梅毒?」かと思った。 「病院行ったら?」と言ったら、そいつおこったね。





 「おまえバイをバカにするのかよ・・」地を這うような低音ヴォイスで。 なんとなくわかってきた。 「バイセクシャル・・・」 「・・・・・」 しばらく重い空気が流れる。 そしてバイセクシャルの彼が思いついたように口を開いた。 「おい、待てよ。勘違いするなよ。俺お前には全く興味がないからな!!」 それから延々彼の理想の男性論(主に体の事)について説教を受けた。 彼はかなり酔っている・・・ はっきり言ってどうでも良い。はやくみんな帰って来てくれ。つらい・・・






 彼は、今カラオケに行っている友人の一人(男)に恋しているらしい。 そして、その友人と俺を比較して「だからお前は俺のタイプじゃない。悪いけど」 と低音ヴォイスで繰り返す。 ちなみにその彼は身長180を超えるごついがたいに甘いマスクで女にかなりもてていた。 いつもタンクトップにライダースの革ジャン+破れたジーンズのファッション。 後にアメリカンホモと命名される由縁である。 どうでも良いが自分はホモ・ゲイ・バイの違いに無頓着です。 もしその辺りの事にこだわる方、ごめんなさい。先に謝りますので苦情は御勘弁下さい。 2時間以上が経過し、やっとみんなが戻ってきた。 自分は、彼の恋の対象とされている友人の目を見ることが出来なかった


 



 ・・・ ご愁傷様です。 ところが、実はこの話はここで終わりでなない。 実はこのアメリカンホモが恋いこがれていた男こそ筋金入りのホモであった事が後に発覚。 ただ 筋金が入りすぎていて今までネタにするのが気の毒だったという次第である。 ちなみにその彼は風貌から後にフレンチホモと我々から影で命名された。 そして読者の皆様はお互い趣味が合ってハッピーエンドと思ったでしょう? ところがその世界は奥が深いらしく 、フレンチホモはアメリカンホモの事を「悪いがタイプではない」と振ることになる。 この事件から確か半年後の出来事だったと記憶している。 そして二人の憎愛はねじれにねじれて この様な結末を迎えたのである。


 



このアンチホモは私の後輩。 今は政治ジャーナリストとして活躍しているらしいが、かつては二人のホモから「千円やるから足だけでも舐めさせてくれ!」と懇願された暗黒の過去を持つ男である。 彼は立派な社会人になって新聞でも見掛けるので消息を知ったが、アメリカンホモとフレンチホモがその後どの様な人生を辿ったかについて、私は知らない。 本当にこの話、ノンフィクションです。


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アメリカンホモのその後

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