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17/5/16

3人の子育てしながらの医学部受験③

Image by Olia Gozha

S大学の入試課にようやく到着して願書を手に入れるも、そこには健康診断書が必要だった。妊娠8ヶ月、X線を撮ってくれる病院を探して東京を放浪する。


健康診断書、健康なら何にも言われないけど、どう見ても妊婦。しかも子供連れているおばさん。

「妊娠している場合、胎児のX線による影響を避けられません。」

「お願いします。どうしてもS大学の願書に必要なんです。」


「どうしても必要なら仕方ありませんね。」

いくつもの病院を回ってようやくたどり着いた心ある病院。

X線による胎児への影響を最小限にするために

お腹だけを防衣服で覆って撮りましょう。

そういって医師はX線撮影に協力してくれた。


ようやく出した願書。しかし、その受験は不合格になった。

もう、絶望しかなかったけど私は諦めなかった。

さあ、もう一度、年齢的にも最後になるかもしれない受験。

翌月私はこれが最後という受験に向けて歩き出した。



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