19歳でうつ病になったわたしが10年かかってようやく未来を考えられるようになった話(19歳 うつ病になるまで編)

後編: 19歳でうつ病になったわたしが10年かかってようやく未来を考えられるようになった話(19歳 精神科入院まで編)

この話を目にとめてくれて、ありがとうございます。

はじめまして。

うつ病と診断されてから、いつの間にか2017年で約10年が経ちました。

10年経った今も、未だ通院と服薬治療中です。


うつのきっかけ


わたしがうつになったきっかけは、文字にするとなんて些細なんでしょう、

大学生のときに人生で初めて実った恋が終わってしまったことでした

それまでに両想いを経験したことのなかったわたしには、世界が終わってしまったようだった。

それも陳腐な表現にしか感じられないくらい、すべてに絶望していました。


人生で初めての両想い。 それは大学1年生の冬に始まりました。

お相手は同じ軽音楽サークルで一緒にバンドを組んでいた同い年の男の子。

お互い都立の高校出身だったこともあって、もともと仲の良い関係でした。

初めての両想いということは、初めてのお付き合いということ。

経験する何もかもが嬉しくて、楽しくて、輝いていました。

けれど、お互いが自律した関係性を望んでいた彼は、わたしが次第に依存的になっていくことに

嫌気が差したのでしょう。

お付き合いを初めた次の年の夏、ほとんど唐突にわたしは彼に別れを告げられます


別れて、と電話で頼まれたことを今でも覚えています。

だけどわたしは納得できなくて(もちろんどんなお別れにだって納得はできなかっただろうけど)、

何度も何度も「ちゃんと話したい」とメールや電話をし、共通の友人にも仲介をしてもらいました。

それでもわたしの望むような話し合いは行われず、しまいにはメールも電話も着信拒否をされる有様。

それくらい、当時の彼に負担をかけていたのかと思うと申し訳なくも感じますが、負担がかかっていたのは

わたしも同じでした。

誰にも聞いてもらえないのは自分が悪い、だから自分を罰しなきゃ、そう考えて自分を傷つける行為を

繰り返すようになりました。


秋になって学祭が行われているある日、未だ話し合いを望みそれが叶わないままの日、

わたしは偶然彼が新しい彼女と手を繋いで歩く姿を目にしてしまいます。

わたしにとってはまだ解決していなかった、「わたしたち」の別れ話。

でも、彼の中ではとっくに「彼ら」の新しい物語が始まっていたのです。

ショックで立ち尽くし、バンドのメンバーに何を言われたかもよく覚えていません。

その日をどうやって終えたのかも、覚えていません。

ただ、その日から、自分を傷つけていたわたしの行為は酷くなっていきました。


学校を頼る


自分の中で何も解決できず、友人たちにも半ば見放される中、眠れず、自分を傷つける日々が続きました。

そんなある日、大学で受けていた「カウンセリング概論」という授業の中で、うつ病が取り上げられたのです。

その症状が自分に当てはまることに気づき、わたしは大学内のカウンセリング室を訪れることにしました。

そこではただ泣き喚いていたことしか記憶にありません。


カウンセリング後、わたしは学内の保健センターの受診を勧められます。

言われるままに予約を取り、訪れた学内の保健センター。

そこでは保険証を使わなくても診察が受けられる。 受診の決め手はそこだけでした。

当時親元を離れて一人暮らしをしていたわたしは、保険証を使って自分の状態を親に知られることが嫌だったのです。


親には絶対知らせない。 それを約束して、わたしは自分の気持ちや行動について話しました。

しかし、診察してくれた先生は、自分を傷つけているわたしの行動まで親に知らせてしまったのです。

裏切られた。 先生から話を聞いた母に謝られながら、頭はその気持ちでいっぱいでした。


専門機関を頼る


学内の保健センターは信用できない。

ここでわたしをある意味救ったのが、同じカウンセリング概論の授業で習った地域の保健センターでした。

保健所とか健康センターとか、地域によって呼び名は様々かと思いますが、この機関では無料で心療内科の

サポートが受けられる。 授業で習ったことを思い出し、訪れてみました。

このとき出会った担当さんはわたしが19歳の学生だから親身になってくれたのでしょうか。

今となってはわかりませんが、とにかく地元の保健センターで出会った精神科系の担当者さんは、

わたしの話をとても一生懸命聞いてくれ、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。

保険証は使うことになるけれど、仕方ない。 わたしはメンタルクリニックに通うことにしました。


ですが、紹介されたメンタルクリニックは医師と合わず、次第に足が遠のいてしまいました。

そうして心療内科を転々とすること3件。

薬ばかり変わっていき、症状が良くなっていくのを感じられないまま、ある日わたしは大学病院の

神経内科を受診します。

精神的なものからきていたのか、ひどい肩こりにも悩まされていたのです。

そこでの診察後、わたしのおくすり手帳を見た神経内科の先生が言ってくださいました。

こういう薬を飲んでいるのなら、一度うちの精神科を受診してみたら?


結果的にこのときの、この先生の言葉がわたしを心療内科から精神科へ向かわせ、

そこでわたしは適切な治療をしてくださる先生にめぐりあえることになるのです。

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19歳でうつ病になったわたしが10年かかってようやく未来を考えられるようになった話(19歳 精神科入院まで編)

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