1話 欠航
難なく成田空港に着く。
電光表示を見ると欠航になってる!
フフフ。いきなりハプニングだね?
OK、OK。俺はそんなことには動じないぜ!
いいじゃないか、ハプニング。
面白い旅じゃないか!
心の中で謎の不敵な笑いを浮かべるサンジョー(笑)
ひとまずチェクインカウンターへ向かう・・・
と、言うところからこの旅行記は始まります。
1人1人の旅のプランの変更をしなければならないようで、カウンターは混んでいる・・・というか、1人1人に時間を使わなければならないので列がなかなか進まないようだ。
1時間ぐらい待って順番がきた。
なんだかもめている。
おそらくアイスランドへ行く人はあまりいないのだろう。
便を探すのは大変なのだろうね。
乗り継ぎ2回を提案されてOKを出したが、席を確保できなかったのか、乗る便に間に合わなかったのか、ダメになったと言われた。新しい案を待つ。
明日の出発を提案されたが、アイスランドでの滞在時間が大幅に減るので却下。早く憧れの地、アイスランドに行きたい!長くアイスランドの空気を吸っていたい!
最終的にカナダで乗り継いでアイスランドへ行くことになった。到着は朝6時となるらしいが、他に便がないらしいし、朝6時なら朝9時の現地ツアーに間に合うだろうし、朝ごはんも食べられるんじゃないかな。OK!
ひとまず手続きを終えて、旅行会社へ電話をする。アイスランドの空港からホテルまでの送迎バスを予約していたが、予約していた送迎バスには乗れない。全ての予約は旅行会社がしてくれていたから時間変更できないか聞いてみよう。
ありがたいことにこの旅行会社のサンジョー担当の人は携帯番号を教えてくれていた。
24時間、担当の人が仕事休みでも対応できるように。旅行中って何が起こるかわからなかったから携帯番号は心強かった。必要ないだろうな~と思っていたけれど、役に立ったよ!!
そして、いろんなことを教わった。
航空会社としては客を送り届けるのが仕事らしい。
客を送り届けてしまえばもうおしまい。
だからきちんとその場で話さないといけないと。
例えば後からあれやこれやお金の請求をしても遅い場合があるそうだ。
今回の場合、この担当者さんが連絡してくたが、もしも送迎バスがキャンセルになったらキャンセル料を請求する場合は後からではなくて、便の変更をしたときに話さなければいけなかったそうだ。
念のためフライトキャンセル証明書をもらうように指示されたからもらうことにした。
さらに、本来ならフライト変更のために成田空港での滞在時間が長くなるために食事代などが必要になるから、食事券やジュース券をもらえるとのこと。
へ~そうなんだ~何にももらわなかったな~・・・証明書もらわなきゃな~・・・え?また並ぶの!?さっきより列長いんだけれど・・・
サンジョーが並び始めた時よりも列が長くなっている!!
ってことはあと1時間以上列を待たなきゃいけないな・・・
食事券もらうまで待った方がいいのかもしれないけれど、食事をして時間をつぶすことにした。食事券もらえると決まってはいないからね。
食事をしてからカウンターへ向かうと、ちょうどいい具合に列が短くなっていた。
列に並ぼうとすると、ちょっと偉そうな人がいたのから声をかけみる。事情を話すと並ばずに対応してくれた。
ミッションはキャンセル証明書を手に入れること、あわよくば食事券を手に入れること。
うまくいくかな?・・・そわそわ・・・
まずは証明書が手に入った!
そして・・・
『食事券とかもらえますか?』
「確認しますので少々お待ちください」
あつかましいかな~と思ったけれど、別に変な顔もされなかった。
お~どーなるんだろ?
カウンターに入って行って、他のスタッフと話している。
「お渡ししているはずですけれど・・・」とか声が聞こえる。しかし、確実にもらっていない。便の変更を担当してくれた人に確認して、(しっかり確認して偉いな~と思いました)渡していないことが確認とれたようで食事券をもらえた。
よし!ミッション完了!!
言ってみるものだね。
まだまだ時間があるから何かに使おう。
時間が余りすぎて仕方がない。しかしながら携帯の充電も気になる。
うーん・・・と、思っていたら充電スポットを発見!
いいね!いい感じだね。
スマホを充電しつついろんなことを調べて時間をつぶす。
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