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17/6/20

1.「心と声」のつながりを知ったあの日(1)

Image by Olia Gozha

音楽が好きで歌うことが何よりも好きだった私は、憧れの音楽業界でAVEXに入社し、管理職として多忙な仕事を続けるうちに摂食障害となり、その後遺症から「歌唱時発声困難症」となり声を失いかけました。
 
もとの声を取り戻そうと、何人ものボイストレーナーを訪ね歩きました。
しかし、指導されることを素直に懸命に試すのですが、どうしても声が裏返ってしまうのです。

何人ものトレーナーに「力まないで」と言われました。「力まないでって言ってるでしょ!」と強い言葉で指導されたこともあります。
 
力みたくなんかない。力みたくなんかないけど、どうしてもそうなってしまうんだから仕方ないじゃない。悔しくて悲しくて、自分が情けなくて、家に帰り一人になると落ち込んでいました。

仕事が終わった夜、練習スタジオを出て家路につくとき、月を見上げるたびに、回復の兆しの見えない失望感に何度嘆き、顔をクシャクシャにしてトボトボと歩いて帰ったことでしょうか。
 
 
どうして以前のように声が出ないんだろう。諦めきれなかった私は、考え抜いて、悩んで調べて、最後に思い至ったのは、これは喉の問題じゃない、心の問題に違いない、ということでした。
 
それからの私は、これは、と思うものを片っ端から読みふけり、講座に足を運び、様々なアプローチからの心理学を学び、多種類の「心理ワーク」を習得していきました。そして、ついに念願の声を取り戻すことができたのです。
 
ここに辿り着くまで8年の年月が経っていました。
 
私の発声を阻害していた原因は、子供の頃に厳格な父に押さえ込まれ抑圧された感情が行き場を無くしていた「心因性」からなるものでした。

幼い頃からやりたいことを意思表示しても、いつも頭ごなしに全部否定されてきた体験…。
「(言いたい事を)飲み込んでは吐く、飲み込んでは吐く」。
これが私の心の状態の「正体」でした…。

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