口下手童貞少年、ナンバーワンホストになる ⑨ 色恋とは?編

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名古屋は月収100万〜200万の子に、

ギリギリまでお金を使ってもらえる様なやり方が強く求められる。


そうでないと、売上が上がらないのだ。




それが、東京、大阪に比べて名古屋が色恋が強く求められる原因だろう。

 

東京・大阪でももちろん同じだと思うが、

東京・大阪は、景気のいい女性

(風俗・水商売以外の仕事で稼ぐ女性)

がいて、

そこから一般の女性(風俗・水商売)

が控えている様な形に対して、

 

名古屋は一般(風俗・水商売)

の女性のみ、

という方が遥かに多いのだ。

 

一般のお客さんに限界ギリギリのお金を使ってもらおうとすると、

もう彼氏彼女(もしくは強烈な片思い)の関係でないと絶対使ってくれない。

 

友達関係、仲がいい

ぐらいで毎月自分の生活資金ギリギリまでホストでお金を使う人間などいない。

 

たまに、パーっと騒いでホストで破産するような週刊誌を賑わせるような女性もいるが、

それは羽振りがいい時の金遣いの荒さが抜けていなかったのだろう。

 

説明は長くなったが、まとめると



一番信頼関係を築けている女に

(同棲している風俗嬢など)

ここ一番で売上を上げてもらう。



その他にも信頼関係を築けている女が複数いて、

(複数人の女性と、ある程度の信頼関係を築けているのはやはり一流だろう)

ローテーションを組んで来店してもらう。



どんなお客さんの席でも

盛り上げる事が出来る経験・トーク力がある。

 (ちなみにホステスがアフターで連れてくる男性客で、ヤ○ザというの一番が着きたくない席だった)


という事が出来ていないと、安定して売上を上げる事など不可能だった。

 

 

 

一方、

Yとガッツリ同棲している自分には、

Yにバレないように色恋をする技術などは持ち合わせていなかった。


つい最近まで童貞だった自分には、

Yと同棲しながらも他の女性に色恋するというのは、

免許取り立てで、F1に目隠しで乗るようなものだ。


すぐ事故る(バレる)。

 

それにYの事が好きだったので、その時はするつもりもなかった。


その状況が、まさかの結末を迎えるとも知らずに……


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