口下手童貞少年、ナンバーワンホストになる ⑬ 謎の女 編

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私生活は我慢の連続であったが、

店で酔っぱらっている時だけは楽しかった。


さらに大きい出来事もあった。


私がBに面接に行くきっかけになった

風俗誌に、

ナンバー1として私の写真が半ページ程使い掲載されたのだ。


社長が、


「あれだけ一晩で売上あげたんだからいいだろ。」


という事で私を半ページ掲載するという事のOKを出したのだ。

普段は、目立ちたがりな社長が大きく風俗誌に掲載されていたのだが、

社長が通常の自分が掲載されているスペースを譲り、私を掲載してくれたのだ。



それから、私の写真を見てBにたまに新規が来るようになった。


いきなり今まで無名だったホストがナンバー1になったので、

物珍しさがあったのだろう。


私は、Yの存在もあったので色恋をする事はほとんどなかった。

それでも、恋人として求めてくるお客さんには中途半端に色恋をした。

中途半端とは、

付き合う様な事はせず、

絶対に体の関係になったりしないような距離感を保ちつつ、

好きだとたまに言うような・・・


今考えれば

パンチが届かない距離から

パンチを放ち続ける

アウトボクサーの様な感じだ。

パンチが当たっていない・・・。

倒れるわけがない・・・。


やはり中途半端な色恋では、

お客さんは長くは続かなかった。

みんなの読んで良かった!