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13/5/23

600㎞を越えろ~運命の時~

Image by Olia Gozha

片想いを貫くことを決意したものの、現実は残酷で…その頃から、K坂さんは仕事が忙しくなり、ほとんどAmebaPiggにログインしなくなってしまいます。もはや、想いを伝えるどころか、会話を交わすことさえ困難な状況となり…見た目に反して打たれ弱い私は、落ち込むに落ち込み…この片想いを知っている方々からアドバイスというかカウンセリングを日常的に受けていました。そのお陰で、酷く寂しい思いはしているものの、気持ちが薄れるようなことはありませんでした。そんなことを繰り返していたある日、久しぶりにK坂さんと二人きりでAmebaPiggにて会話をしておりました。当たり障りのない会話でしたが…しかし、こうやってお話が出来るだけで幸せだなと…もうすっかり告白することは頭から抜け落ちていました。

しかし、それを天は許さなかった。

会話をしている最中、CJさんのピグが部屋に訪れ…私の気持ちを知っている彼は、挨拶だけして去ったのですが…すぐに戻ってきました。

何だか…凄く嫌な予感を感じたのは、多分私だけではなかった筈(;´Д`)

CJ「二人は結婚とか考えたことないの?」

突然の質問に、私もK坂さんも唖然…というか、現れて突然こんなこと言われたら、誰もがマゴマゴしますよね普通(;´Д`)しかし、それでもCJさんの会話は続きます。

CJ「ねぇ、二人さ…付き合っちゃえ!」

(  Д )     ゚ ゚

この時程、私とK坂さんのシンクロ率が高かったことは、今までも…そしてこれからもないだろう。二人の気持ちは完全一致で、何言ってんだこのオッサンでした。しかし、すぐに我に返り…この状況が自分にとって限りなくピンチであることを把握します。これで、K坂さんに全力拒否されたら、私どないすんねん( "・ω・゛)ヨボーンこの場で泣いてまうぞ…間違いなく。いや、まあ…幸いにも自分の顔が見られることはないし、そこは問題ないんですけれどね。とにかく話題を逸らさなければと…私も何とか口を開こうとするものの、CJさんの攻撃…いや口撃は止まりません。

「K坂さんは、まーたんのこと好きですか?」

\(^o^)/オワタ

やめてCJさん、もうまーたんのHPは0よ。

K坂「好きですよ。」

qあwせdrftgyふじこlp;@…って、K坂さんは人の好き嫌いがあまりないから、好きか嫌いかと言われれば、そりゃ…ね?わかっています…彼が私のことを一人の女性として好きと言った訳ではないことを。だから私も…人として好きだと返さなければいけませんよね。それが模範解答であり…誰も傷つかなくて…全てが丸く収まるんです。そう、丸く…

まーたん「ごめんなさい…好きです…」

丸く…収めなきゃいけないのに…でも、もう、私は自分の気持ちを抑えられませんでした。いつかこうなる日は来ただろうけれど…こんなにも早いとは思わなくて、何の心構えもしてなくて…これでお別れなのかと思うと涙が止まりませんでした。引き返すという選択肢は私にはありません、最高に格好悪いし、相手を凄く不愉快な気分にさせているであろうけれど…どうか最初で最後の我が侭を、気持ちを伝えることを許して下さい。

K坂「何で謝るの?」

まーたん「私は…ずっとK坂さんのことが好きでした、一人の男性として。でも、そんなこと伝えたら迷惑だろうから…ずっと黙っていようと思っていたのに…。だから…ごめんなさい…」

K坂「えっと…」

何て断ろうか…きっと優しいK坂さんのことだから、極力私を傷つけないように考えてくれているのだろうなと、本当にこの人を好きになって良かったなと心から思いました。結果は明るいものではないけれど、私の言葉を聞いて彼が一生懸命導き出してくれた答えだもの、ちゃんと聞いて受け入れよう…当初は言い逃げするつもりでしたが(周囲にもそう伝えていました)、不思議とそんな気持ちは消えていました。

K坂「嬉しいです。」

ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ

結局、正式にお付き合いを…となるのは、そこから一月後となる訳ですが…こうして、バーチャルな世界を飛び出して、現実世界での交流が始まったのです。

しかし、その現実世界は、私に浮かれる暇を決して与えてはくれませんでした。



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