好きなことをして、生きる。決断してみました。青年期編

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次話: 好きなことをして、生きる。決断してみました。大学編
決断力を身につけた少年は
ある少女の影響で中学受験をすることになり
都内の私立進学校に通い始めた

そこに通う6年間で得た大きな収穫は2つ。
一、自分の身の丈を知ったこと
一、自分の心の声を聞いて決断ができたこと

とにかく、落ちこぼれていました。
中高の友達に僕の印象を尋ねたら
十中八九、なんか勉強はできない子だった気がする
とか言われちゃうんだろうなって思う。

小学生時代の自分は井の中の蛙で。
割と何でも器用だったし
地元では珍しく進学塾みたいなものに行っていたから
勉強もそれなりにできたし。
生徒会なんかもやっちゃったりして。
まぁちょっと「ぽっちゃり」はしていたけど
チヤホヤされた、輝かしい、時代。

それが中学に入ると、一変。
中学受験を終えて、完全に気が抜けたせいもあり、

とにかく努力しない子だった。

勉強もはできない。
運動も、中の上くらいなもんで。

なんか小学校時代とのギャップもあって
さらにその現実を受け入れられない自分。

グレなかったことだけが、不幸中の幸い。

毎日毎日、
すぐ家に帰って、
ご飯を食べて、
テレビ見て、
ラジオ聞いて、
寝る。

そんな生活を高校1年生まで続けた私。
はたと思うのです。

「やばくない?」

ついに危機感というものを覚えます。
毎回試験の度に赤点ギリギリの科目があって
特に英語と科学。

ぼろぼろ。

予備校とか生き始めるのに、さすがにこれはヤバいと
少しずつ勉強を始めます。
でもね、埋まらないんですよ、3年の うちについた差は。

少しずつ成績も上がるけど、
周りは「絶対国立!絶対東大!」とか言っているけど、
こっちはもうそれどころじゃない。
中学英語からやり直し。
公式とか元素記号とかも、覚えなきゃ。。

そんなことを必至にやっていたときに
ふと浮かんだ疑問

「オレ、東大、行きたいんか?」

負け惜しみじゃないんですよ?念のため。

何も考えずに周りの波に飲まれて
「絶対国立!だめなら早慶!」みたいになってたけど

大学に行って何をしたいのか?
大学ってなんのために行くんだ?
そもそも大学行きたいんか?

ここの思考の詳しい話は割愛しますが
結局、受験の照準をひと学部に絞ります。
ここに入るための努力を誰よりもしよう。
そんな気持ちでした。

結局、そこの学部の用意する入試方式は全部受けるつもりで受験に望み
まさかの「AO入試、帰国子女枠」みたいな方法で合格。


世の中が勝手に決めた「成功と幸せ」への道を
ただ突っ走るのは簡単だ。

でも人生の中で、
自分が本当にやりたいことってなんなのか
自分は何をしていたら幸せなのか
それを死ぬ程考えて
自分にとって本当の「成功と幸せ」を見つけること
これが重要なんだって、
この青年期の経験から深く深く、思います。

第一志望の学部に受かっても
高校の先生や友人からは
「国立じゃないけど、浪人しないの?」
とか言われたのは内緒。

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好きなことをして、生きる。決断してみました。大学編

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