障害者の私だけども障害者には横暴な人が多いから関わりたくないって話。

前話: 障害者支援の会社で「利用者として働いていた」時の話

某エアラインにクレームを入れたとある障害者が「容姿のいい人が芸能人になるのと同じように障害者が障害をアピールして飯を食って何が悪い」みたいな発言をして問題になりましたが、残念なことに障害者の中にはこういった考えの方が多いのは事実で、障害者である私自身も、別の障害者の横暴な態度にうんざりすることが多いです。

ちなみに車椅子で飛行機などに乗る際は事前に予約しておけばスタッフが席まで案内してくれますし、障害の種類によっては障害者割引が適応されますので、アポなしで突然押しかけて「差別だ!」と騒ぎ立てられてしまうと、普通に飛行機に乗りたいだけの障害者までも白い目で見られてしまって非常に気まずいです。(残念ながらバスや在来線はバリアフリー非対応のところが多いのですが場合によっては対応していただけることもあります)



障害者支援施設なども幾つか利用してきましたが、マナーの悪い障害者が多いのが現状です。

職員にタメ口、講義中にゲーム、トイレに籠城、突然怒鳴る、裸になって奇声を発するなど、学級崩壊状態でまともに「訓練」ができていないというのが現実でした。
それを注意できるスタッフもおらず、笑ってやり過ごすかご機嫌を取って通所を続けさせるだけなので本当の意味での「社会復帰」とは程遠くなってしまいます。

PCの訓練と言いつつもそもそも支援スタッフがエクセル関数を全く知らずに教えている状態なので市販の「できるエクセル」のような本を渡されて半日、ひどい場合は丸一日ほったらかしでした。

それでも、障害者は「お客様」ですから大切にされます。
「社会復帰」は建前で、実際は役所からの補助金などで経営が成り立っているので「お客様」を手放したら収入が減ってしまうため、ご機嫌をとって長くいていただくことしかできないのです。

中には2年間などの期限付きで在籍できる福祉施設もありましたが、そこも2年で卒業したと思いきや関連会社の別の福祉施設に移動するだけでやることは同じでした。
だから、いつまでもスキルは身に付かず、せいぜい日中外出できる場所が出来るということだけです。



障害のある人は身だしなみや服装に無頓着な方が多い(または年齢不相応な奇抜な服装をしている)ので、身だしなみの指導をした職員さんもいらっしゃいましたが、3か月経たないうちに辞めてしまいました。

真夏に1週間入浴せずに異臭を放つ100キロはありそうな男性、金髪でタトゥを見せびらかす女性、下着が見えそうな10代向けのブランド服を着ている40代女性などなど、いろいろな人がいましたが職員さんが注意をすればなぜか保護者の方がクレームを入れにやってきます。
一時期話題になったモンスターペアレンツはこんなところにもいます。
哀れになるのは保護者の方がもう既に70歳超えてるなんてケースもかなりあって、腰が曲がったお母さんが子供のいいなりになっている姿はとても見ていられませんでした。


障害者への差別を禁止する法律はありますが、それが仇となって「これを言ったら障害者差別になってしまうんじゃないか」と障害者と接する事を怖がっている健常者の方が多いと思います。

そりゃあそうですよね。
職員さんはその人のためを思って入浴やダイエットを勧めたのに「うちの子の容姿をけなされた」と怒鳴り込んでくる高齢のご両親がいるならば、注意だってできなくなります。
ちなみにその男性は肥満が進行して自力歩行ができなくなったようで現在どうしているのかはわかりません。


法律のことはよくわかりませんが「障害者差別禁止法」って「**がないから差別だ!」っていちゃもんをつけるためのシステムではなくて、障害者も健常者も生活しやすくなるように話し合うためのシステムだと思うんですよね。
それを勘違いしている障害者が多くて非常に生活しにくいです。

昭和に建った近所のショッピングセンターはエレベーターの停止階が少なすぎて(中間のフロアに止まらない)車椅子での利用は極めて困難でしたが、それをお客様の声に記入したら、近くの従業員に相談すればエレベーターの操作を変えてくれるという回答をいただきました。
そのショッピングセンターは設備が古くても従業員教育は徹底されているのでモンスターではなく普通に利用する分には特に不便な点はありませんでしたが、従業員によっては車椅子に乗っていると言うだけでちょっと警戒してくる方もいらっしゃったので、そのショッピングセンターは障害者のせいで何度も嫌な思いをしているのだと思いました。


こうしたモンスター障害者が「差別」の原因を作っていると強く感じました。
障害者と言っても、24時間テレビに出るような一生懸命で純粋な心を持った人ばかりではなく、健常者と同じでいろいろな人がいます。いい人もいれば悪い人もいます。

ただ、申し訳ないですが、犯罪や犯罪ギリギリのトラブルが多いのは事実です。
障害者の犯罪は少ないというデータもあるみたいですが、実際は不起訴や被害者と支援者の話し合いで丸め込んで泣き寝入りとなっているケースが多いと思います。
万引きや暴行事件で何度も警察沙汰になっている人、支援員をストーカーする人、通販の代金を何度も踏み倒している人などがいますが、すべての人が普通に生活して、悪びれることもなく同じことを繰り返しています。


犯罪を擁護するつもりはありませんが、支援者側の支援も不足していると思います。
犯罪を犯した障害者が善悪の判断がつかないならば、なぜ万引きや暴力やストーカーなどがいけないのか、もし自分がそれをされたらどういう気持ちになるのかを時間がかかってもいいので徹底的に教えるべきです。

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