人生のPlan Bから5年経ったU君は、どうなっているのでしょうか?

前話: GPA2.3の地方出身大学生を、外資系投資銀行内定まで支えたメール

U君と出会ってから、5年が経ちました。


今のU君は、どうしているか、ご存知ですか?


U君は、アメリカの投資銀行の東京支店で、元気に働いています。


そのU君の職場は、東京都内の大手町のオフィスビルにあります。窓から皇居が見えて、外に出ると新鮮な空気を感じるそうです。皇居の森から運ばれてくる空気なのです。そして、ランチタイムには、大手門から皇居に入り、ベンチや芝に腰を下ろして、弁当を食べることもできます。


また、U君が所属する投資銀行と、もう一社の外資系企業だけが受けられる特典が、このオフィスビルの中にあります。


それは、①コンシェルジュ2名がいるラウンジ②1回500円のスポーツジム③シャワー室④休憩室


これらすべてを使うことが出来るのです。


国際金融の世界は、正直言うと非常に厳しいですが、残業がないU君には、いい環境だと思っています。それも、私と出会ってからの「戦略勝ち」です。


5時半に仕事を終えてから、ラウンジでゆったりとして、お茶を飲みながら英語の勉強をするのが、U君の習慣になっています。まるで、空港のラウンジにいる気分なのです。


こんな生活を、5年前のU君からは、全く想像ができなかったと思います。


U君は、これまでの2年間を使って、私の「Global 10の英語教室」に通って来ました。最初は出来なかったライティングが、直されることで改善され、今では書き直す箇所が激減しています。


そして、私がオススメした通り、TESOL(英語教授法)のオンライン教育を受けいています。イギリスの国際研修機関であるINTESOLの門を叩き、英検1級合格者の半分しか終了できないと言う難関を通っています。


イギリスへ課題を送り、その評価が「Excellent」や「Outstanding」として返されています。英語圏出身の応用言語学の専門家から、高い評価を受けることで、U君も自信を持てるようになりました。


そこで培うライティングの力を持って、来年はテンプル大学のロースクールへ行って、アメリカの弁護士の資格試験に合格して活躍するのが、U君の目標です。


それを達成するために、この3年間は、ずっと社内での良き人間関係の構築に当てて来ました。


「どうしたら、定時で仕事を終えることができるだろうか?」
「どうしたら、英語力をもっと上げることができるだろうか?」


テンプル大学のロースクールは、平日の夕方にあります。そのためには、定時に仕事を終えて行かないと、授業に間に合わないのです。


だから、上司に対して、「投資銀行マンが、どうして法律を学ぶのか?」を考え、上司を説得し、同僚の理解を得て、ここまで準備して来ました。


また、いきなりロースクールで「A」を取り続けるためには、高いライティングの力が要ります。だから、私のアカデミック・ライティングの講座を受けて来ました。


5年前に出会った時は、全くのドメ派だったU君が、今では「海派を撃ち落とすスーパードメ派」になっています。全く留学経験がないのに、アメリカの投資銀行で働き、海外で学ぶ日本人に羨ましがられる存在になりました。


司法試験の受験を諦めて、将来に自信が持てなくなったU君が、「東京のお父さん」と「東京のお母さん」と出会って、徹底的に話し合い、自分にとってふさわしい仕事を探して来ました。


プライベートでは、「東京のお母さん」から助言してもらって来ました。


①日本一のヘアスタイリストからカットしてもらい
②キムタクやオノ・ヨーコの衣装を担当するデザイナーからスーツのアドバイスを受け
③敏感肌のスキンケアを妻から指導してもらっています。


これが、現在のU君の姿です。


私がU君に言っているのは、「あなたがこうして働いて、そしてロースクールへ行けるのは、上司と同僚の理解と支援があるからです。彼らの応援があるからこそ、こうして生活が成り立っています。だから、いつも彼らに感謝してください。そして、感謝しながら通ってください。」


少子高齢化の日本にあって、U君もいずれはご両親の介護に出会います。その時に、十分な手当の出来る経済力が必要になって来ます。そのことも含めて、私はU君の将来を決めるお手伝いをして来ました。私は、ご両親に安心を与えてあげられるU君でいてほしいと願っています。


これからも、妻と私は、U君の「東京のお父さん」「東京のお母さん」としてお付き合いさせて頂きます。


ここまでお読み頂きありがとうございます。


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