22歳で脳腫瘍
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「落ち着いて聞いてください。あなたは脳腫瘍です。」
それは22歳のとき、内定の決まっていた大学四年生の冬に突然医師に言われた。
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年の始めあたりから、耳が聞こえが悪く不思議に思い、耳鼻科に行ったが問題はなく、就活のストレスと診断をされた。
その年の秋に、頭痛がして近くの頭痛外来で見てもらったことがきっかけだった。
「MRIをみたら、問題があったので、緊急で大きな病院に行ってください。今タクシーを呼びます。」
医師は何か慌てていたが、私は元気だった。
ここで私のことを少し話すが、大学時代、配達のアルバイトをしていたくらい元気で、たまに趣味のギターで曲を作り、ライブハウスで演奏をしていた活発系女子だった。
その時もライブの予定を何件かたてていた。
内定は、某製薬会社のMRであった。
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