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前話: 22歳で脳腫瘍
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紹介された2つ目の病院へ行った。

医師は身体のチェックをした。

「今片足で立っていたりできますかね?」

難なくやってみせた。

「うーん。おかしいなあ、、」

医師はいろいろ考えているようだった。
そして別の医師と変わり、自己紹介をした後

「木村さん。落ち着いて聞いてください。

…あなたは脳腫瘍です。


しかし、その腫瘍が脳の真ん中にあることや、腫瘍がとても大きくて、うちでは手術ができないのです。

おうちの誰かには連絡はしていますか?」

医師は唐突に私に言った。

「いや言ってなくてその、あの携帯がここに、」

と話すと、同時に私の目には涙が溢れでた。

信じられなかった。
こんなに元気な私が。


何も考えられてなくて、パニックそのものだった。


内定先になんて言おう。
親になんて伝えよう。

私はひとりで涙が止まらなかった。

私の腫瘍は5センチで、髄膜腫と診断された。



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3つめの病院 私の脳腫瘍を知った母

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