受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1
すると、即「無理です」との内容の返信が。
しかし、「大学の前の学校なら、今からギリギリ申し込めば間に合います。」との文面も一緒に添えられていました。
「大学の前の学校??」 - 詳しく話を聞くと、どうやらイギリスも大学入試の競争が激しく、そのための外国人学校へ、この9月から入学したらどうか、という内容でした。
さらに詳しく話を聞いて、その学校へ入学するには何が必要か(資金、語学レベル、ビザ取得などなど)、いつどのような書類を提出すれば良いか等々、詳細な資料をたくさんもらいました。
外国人学校に2年。その後大学で3年。計5年で、総費用は日本円で0が7個つく桁に跳ね上がります。
すると、父親が猛反対。絶対ダメだと容赦なく切り捨てられました。が、僕は父親の目の前で、「生きてる意味が分からないんだ・・・」と泣きじゃくりました。今思えばとんでもない親不孝者ですが、父親としてもそんな僕を見て、いたたまれなくなったのでしょう。
最終的に、僕はイギリスの大学進学を目指すことになりました。
(費用については、将来全額返すということで、なんとか折り合いがつきました)
そしてもちろん目標は、ケンブリッジ大学への合格。
どんなリスクを背負っても、どんな手段を使っても、絶対に今の自分を変えないといけないと、僕は固く心に誓っていました。
生半可な決断ではありません。しかし僕は、最後まで自分の人生の価値を信じ抜くことにしました。行くからには、絶対ケンブリッジ大学にも合格すると、覚悟を決めました。
そしていよいよ7月になり、当初予定していた1か月の語学留学へと向かいます。
9月からの本格的な受験勉強を控え、この1か月でどこまで英語を伸ばせるか。
自分にとって、大きな試練の始まりです。
死に物狂いの1か月
(へースティングスの写真。海岸沿いの小さな町ですが、景色も美しく歴史的にも有名な場所です)
僕は渡英の前までに、とりあえず英語の挨拶と簡単な自己紹介ぐらいはできるようになっていました。レベルとしては、全6段階の下から2番目のレベルです。
しかしいざイギリスに着くと、初日に語学学校で受けたテストのできが予想外に良く(テストはなぜか文法と単語中心で、スピーキングは全くありませんでした)、僕は上から2番目のupper-intermediate というクラスに入ることになりました。
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