高校時代1

前話: 長い間の再会

30年前(正確には33年前になるか)、俺は高校入学したばかり。
当時でも人口7000人くらい、今じゃ4000人も割れたすっかり過疎の町から、県庁所在地にある県下一の進学校に入学。

自慢じゃないが、中学校時代は校内1位以外とったことがなかった。運動も得意な方だったが、女の子にはもてなかった。奥手というのもあったし、田舎なんで女の子と付き合うこと自体が目立つような場所柄。そんな感じで今から思えば井の中の蛙だったな。

そんな感じで高校入学、そりゃすごい奴はいるだろうと頭の中ではわかっていたが、実際に入ってみて驚いた。言ってみればクラスメイトは全員エースで4番。俺がやっとこさで60点くらいの成績の横で、平気で90点くらいを取る奴がゴロゴロ。なんというかもはやステージが違うという印象。おまけに自宅から離れていたので寮生活をしてみたら、寮内の先輩が屑ぞろい(進学校なのに)。
5月にはもうホームシックで泣くような生活でした。そんな感じで1年間ですっかり自信を無くした田舎出身の子どものいっちょ上がり、って感じでした。


著者のInoue Takumiさんに人生相談を申込む

著者のInoue Takumiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。