起業から今日まで振り返る ミイラ取りがミイラになる話し

2011年 絶望と気付き


私は、もともと金融会社で10年間勤務していましたが、2011年母の末期がんの告知を経て、それまで生きてきた自分の人生を全否定する機会を頂きました。

母は、がん告知の時に、ポツリと

「私も、もっとやりたい事があった」

と言ったのですが、その時の衝撃は、頭の先から爪先まで雷が落ちてきたような印象でした。



この一言がなければ、今の自分はないと思います。
(またこの話は、STORYSでもゆっくり書いていけたらなーと思っています。)


2011年当時 自己否定の日々

当時、金融会社で勤務していた頃は、仕事に対してやりがいを感じていたわけでも無ければ、将来何かをやりたいという事もなく、ただただ「現状に不満を感じているだけ」の人でした。

現状に不満を感じているのも、世間に対してというよりも、ただただ自分自身に対して不満を感じ、自分の将来ビジョンが見えていない事に焦っていたのかもしれません。


そんな自分が嫌で仕方なかったところに、母の言葉・・
正直、自分の今の姿が本当に嫌で嫌で仕方なかったのが、2011年10月の頃の話で、そこから2012年1月に会社に退職願を出し、2012年4月に独立をし2018年2月現在に至っています。



起業する時も、特に何か大きな信念を持っていたのか??と聞かれれば、実はそんな事はありませんでした。

よく、起業理念だとか、会社理念が大事・・なんて事を経営塾みたいなところへ行くと言われますが、自分が独立する信念は「今の自分から抜け出したい」、「今の自分を否定し、新しい人生を歩みたい」という気持ちだけでした。


しかし、世間ってそんなに甘くはなくて、自分自身が何が出来るのか??しかも元金融会社という職種は、いわゆる「潰しが効きにくい」です・・・

特に、私のように長年融資担当や債権管理の仕事をしている業界内の事しか分からない人間にとっては、何も武器となるものを持っていないのに等しかったのです。



ただ人よりも知っている事があるとすれば、
 ・キャッシングやカードローンという身近な借入が簡単な方法だという事。
 ・借金を返済できなかった時に、どうすれば解決出来るのか?という債務整理に関すること。
という事くらいで、世間の人からすればどうでも良い事しか知らなかったのです。


その他に、当時自己啓発で学びを深めていた、NLPやコーチングの事もありますが、プロレベルとは到底言えないレベルでした。


それでも、32歳だった私には一人の娘と出産したばかりの息子と妻がいて、生活のために何か起業して、今後も続けていける武器を持たなければなりませんでしたが・・・

「何をやっても、これでいける!」

というようなものを見出す事が出来ない日々でした。


2012年7月 転機と転落

一方、母はというと、2012年4月退職当時ですが、毎週一度病院に連れていく事になっていて、私が連れて行く事になっていました。

身体の方はと言えば、ちょっと痩せてきたかな―と思うところもありますが、元気そうで、辛いところをほぼ見せませんでしたし、私が退職したり、起業するとか言っている事に対しても、何も否定する事無く、黙って見守ってくれていました。


その事で、多くの勇気をもらえたし、退職金とわずかな貯金だけで過ごしていた自分に取っては、本当に辛い日々でも「頑張ろう」と前を向けたと思っています。


そんな中、2012年7月の事です。
きっかけは、それまで取っていたメルマガだったのですが、ある事業に出会う事になります。

その事業というのが、「アフィリエイト」と呼ばれる、WEB広告収入が得られるものでした。


アフィリエイトが凄いと思ったのが、
 ・WEBサイトやブログを使って、広告収入業が得られる。
 ・広告収入を得るのに、在庫は無いので、リスク低くはじめられる。
 ・WEBサイトを作成したりするので、時間や場所を自分で決めて出来る。
という点でした。


本当に凄い仕事が世の中にはあるものだなぁ・・

と思いましたし、これだと思ったので、2012年7月からアフィリエイト事業をやっていく事にしたのです。


しかし・・・

自分の生きる道を見つけた矢先の事です・・母は享年55歳でこの世を去りました。
これから自分が頑張っている姿を見せて、元気づけていきたいと思っていたところでした・・

また、母も私の姿を見て不安だったでしょうし、心残りだったと思います。



それでも、母が遺した
「私も、もっとやりたい事があった」
という言葉を受けた私は、母の分まで生きて、やりたい事を全部やりきる、後悔しない人生を生きると思って、生きることを決意しました。


それでも、簡単にいく事はなく、一年近くの間、アフィリエイトで思ったような成果を上げる事もできず、貯金を減らし続け、さすがに不安や焦りが襲ってくる日々が続きました。


それでも救いだったのは、
「住宅ローンを完済していて、借金がなかった」
という点です。

借金をしていると、
「心が不安定になり、仕事も手に付かなくなる事」
を、過去の金融会社での勤務時にお客様の様子を見ていて、経験上知っています。


収入がない中で、借金返済に追われてしまうと、心も廃れてしまう「貧すれば鈍する」という状況になる事も分かっていましたので、本当に良かったと思います。


それでも、やっぱり収入がないという状況は、なんとかしなければ、家族に迷惑をかけるし、家族に心配をかけてしまうという事もあって、一心不乱にアフィリエイトに取り組んだところ・・

2013年4月あたりから結果が徐々に出始めて、なんとか生活をする事が出来るレベルまで持っていく事が出来ました。


念願の法人化 自分の理想に近づく?

お陰様で、そこからアフィリエイト事業を伸ばしていく事ができ、2015年4月には株式会社を設立し、代表取締役に就任する事が叶い、起業前にふわっと考えていた「自分の理想とする人生」を少しずつ考えられる状況になってきたのかな??と思います。

ちなみに、アフィリエイト事業で最初に成果を上げるきっかけを得たのが「キャッシングとカードローンに関する情報提供」で、元金融会社の社員しか出来ない情報が支持されたのは、とても嬉しかったです。


また株式会社を設立して、二年目の事ですが、周りの経営者の勧めもあって「事業資金を借りる」という事も経験する事になりました。

事業資金と言えば、なんだか聞こえはいいですし、自分を納得させるための言い訳としても使えるかな??と思っているのですが・・

自分が一番避けてきた「借金をする」という経験をする事にしたのです。


今までは、言い方悪く言えば、「借金をさせる」、「借金を回収する」仕事に就いて、嫌というほど借金をしている方たちの生活観に触れてきたのですが・・・

自分も住宅ローン以外で、はじめて融資を受けるという経験をしたわけです。


とは言え・・

経営者が借金をするのに、消費者金融で・・となるのは末期的な状況です。


当時、順調に業績を伸ばしていましたので、消費者金融で借入する理由はありませんし、経営者が借金を考えるのに、まず最初に相談するところは??と言えば・・

「日本政策金融公庫」=国金

です。


今まで、消費者金融で何百人の与信審査に関わってきていて、金融機関は違えど、ある程度どんな審査があるのか?質問の意図などを知っていたつもりですが・・・

さすがに緊張しました・・


特に、面談では事業計画を説明したり、今後の業績見通しをヒアリングされるなど、二期分の決算書に出ている数字だけでない事もあれこれ聞かれて、結構焦った事を覚えています。


それでも、せっかくの融資審査をして頂くわけですから、きちんと答えようという事で、必死に事業内容を説明していたのは記憶しています。



繰り返しになりますが、当時は業績が順調だったので、借入を必ずしも必要としていないという事もあり、融資希望額は??と聞かれた時に、ちょっと困りまして

「いくらでもいいですけど、とりあえず100万円で」

という事で、審査をお願いしたわけです。


当時の目的は、融資を受けて返済している実績を積んでいきたいという事が、主目的でしたので、正直なところいくら融資を受けたいという希望はありませんでした。

実際、もし借入できないのであれば、特に困る事もないのでいいや・・と思っていたくらいです(それでも審査に落ちたという事は、凹むと思うので、そんな事無いですが・・)ので、いくらでもいいやとは思っていました。


そんな中で、結果の連絡が来たのですが、その回答というのが

「500万円の融資が出来ます」

と言われたのですが。


えっ??

100万円でいいと言ったくらいで、そんなに借入する希望は無いですけど??とちょっと笑えたのですが、それだけ信用実績があるという事は、内心はとても嬉しかったです。



結果的に、500万円の融資を受けることにしたのですが、それには理由があって、実は当時車のローンが残っていて、その分の金利が国金よりも少し高めでした。

そのため、借り換えした方がお得という事がわかったので、車のローンを完済する事にしたのです。


このあたりも、よく金融会社で勤務していた頃に、お客様に借り換えの提案をしてきた事を振り返って、「ミイラ取りがミイラになる」ようなイメージだなぁって思ったものです。


まさか、自分が借金をする事になるなんて・・
今でもですが、自分が借金をする事って、本当に抵抗感があるというか、信じられない・・と思っています。


しかし、一方で経営者になると、借金を活かしてレバレッジを効かせて、事業を大きくしていかなければいけないという思いもあります。


当時、個人事業主の方、経営者の方も含めて、多くの融資相談を受けてきましたが、当時私と同じような思いの方も多かったのかもしれない・・

と思うと、ちょっとだけ自分が経営者の仲間入りしたのかな??と自分を肯定させるようなところもあります。


未来に繋がる行動を起こした自分に感謝

色々と書きましたが、私自身が借金をした事で、ミイラ取りがミイラになるという経験が出来たのも、起業しアフィリエイトに出会い、会社を興し、会社を通して社会に貢献する未来に繋がる行動だから出来た事だと思います。


また、アフィリエイトに関する情報提供は、

●債務整理や借金に関する参考にできるような情報サイト → https://www.saimu-seiri777.com/ 債務整理サマリーを用意しています。

この情報サイトを作るにあたっても、過去の自分が得た経験や智慧が役立っています。

何がいいたいのか??と言いますと、過去の自分を否定し、過去の仕事を好きになれなかったり、借金をする事は悪だと感じてきた自分自身が、今では全て肯定する出来事に変わっているという事です。


もし、自分自身の過去を否定し続けるだけであれば、アフィリエイトに出会っても成果を上げる事ができなかったと思いますし、今手がけているような情報提供サイトも作れなかったでしょう。

また、借金をする自分に対してネガティブな気持ちしか持てず、借金をして事業を成長させるためにレバレッジをかけるなんて発想も得られなかったと思います。


仕事に対して、どんなスイッチが入って、その仕事に対して使命を持ち続ける事が出来るか、また自分自身を信じて行動し続ける事が出来るかは、どんなきっかけなのかは、分からないと思います。


自分自身に自信を持てないのは、今も変わらないと思いますし、昔からネガティブな思考を持ち続けてきたのも否定はしません。

しかし、それでも自分が進むべき道は、あの時母が遺した

「私も、やりたい事があった」

という、母が生きたかった人生に繋がる事、それは自分だけでなく、自分が関わる人達が幸せだと感じられるような人生を送る事だと思っています。



とりとめのない話になりましたが、

起業して6年、今の自分に満足する事はありませんし、これからも人生は続きますが、自分が生きる意味と言いますか、信念みたいなものを得た事は、かけがえのない財産だと思いますので・・・

仕事をする上でも大切にしたいなと思います。

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