学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話①

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後編: 学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話②

勉強なんて何のためにするんですかね?


彼がはじめの頃、良く言っていた言葉だ。
その話の前に、いろいろ前置きをしよう。

ボクが、まだ北海道にいた大学時代、家庭教師をしていた時の話だ。
彼は、いわゆる"不良"と呼ばれる部類にいただろう。
趣味はギターやボクシング、好きなものはロックバンドの中学2年生。
そんな子だった。

その頃ボクはバンドマンで、茶髪に赤と金と白のポイントカラーを入れるという
見た目はひどい感じだったが、結果的には彼にはすごく気に入ってもらえた。
彼は、X JAPANが大好きで、そーいうビジュアル系?な感じが良かったのか。

彼が家庭教師を始めた理由も
両親が、塾に行かせたが何も変わらない
やんちゃだから直接見てくれる人が欲しい
というのが、主な理由だった。

大手の家庭教師派遣会社の紹介だ。
紹介用の紙が送られてきた。
そこには、こう書いてあった。

どんな先生が良いか?:いいひとがいいです

最初に見たとき、驚いたのは漢字がほとんどなかったことだ。
彼は自分の名前すらひらがなで書いていた。
また、7割ほどが空欄だったと思う。

好きな科目:なし
嫌いな科目:ぜんぶ!
どんな先生が良いですか:いいひとがいいです
好きなもの:ギター!

どうやら"!"が好きだということがわかった。

親御さんの欄には
とりあえず全科目3割を目標にしたいです。

『・・・』

それまで、塾講師を1年ちょっと、家庭教師も5人目くらいだったが
いろいろ衝撃的だったのは覚えてる。
でも、ボクはわくわくしていた。

みんなの読んで良かった!