学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話②

前編: 学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話①
後編: 学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話③

赤飯をもらった

初めての授業?から次の定期試験までは1ヶ月弱。
最初の契約では、週1回だったので、テストまでは残り3回しかなかった。
しかしだ。結果を先に言ってしまおう。

次のテストで合計点数が180点上がった。
(それでもクラスでは、ビリから数番目だったが)
ちゃんと報告すれば、パンフレットにでものれたのかもしれないが
面倒くさがりなボクは何もしなかった。

代わりに親御さんに大感謝された。
何度もありがとうございます、と言われたのを覚えている。
その時に、良かったら食べてください。と
お母さんから赤飯をもらったのも強烈に覚えている。

以後、なぜか夕食を食べさせてもらうのが日課になった。
大学生で、ろくに料理もしないボクにとってはとても有難かった。

じゃあ、どんな魔法をかけたのか
それは彼の素晴らしい飲みこみ率もあったが
やり方は一般的に良いと言われてることとは、かなりかけ離れていた。

テレビを見ながら、ギターを弾きながら勉強をした

ボクは、基本的に不真面目な人間だ。
なので、ボクが中学の時は"ながら勉強"が普通だった。
自分ができていないことを彼に押し付けたくなかったので
注意したことは一度もなかった。

たしか、その頃、彼の大好きなボクシングがやってて
一緒に観戦した。
その時、ボクはこう言ったと思う。

『終わったら勉強するから、今は遠慮しないでボクシング見ようぜ!俺も好きだし』
この時に、彼はきっとボクを先生ではなく、"友達"という感覚で少なからず見ていたと思う。
実際、ボク自身もそうだった。

その間、語るのも勉強とはかけ離れた話。
好きなバンドや、ボクの大学の話、彼のクラスメイトの話・・・

そして、ボクシングが終わった後こう言った。
『俺、○○の成績上げないと、○○のお母さんに怒られて、カテキョ辞めさせられたら困るから勉強しようぜww』

すると、彼は素直に元気よく
『あ、そうっすねw やりますか!』
と言っていた。

言葉が敬語なだけで、もう普通の友達だった。

手品の種明かしをさせた

と、その日は彼の学力と理解力を見たかったので
数学のドリルなんかをやって終わった。
言うなれば、下準備にまた1日を消費した。

正直、この時に上がったのは20点分くらいだっただろう。
時間もなかったし、ボクは宿題をだした。ちょっとだけ

まずは、たっぷりと5教科の先生のプロフィールを聞いた。
年齢、性別、趣味やら・・・
で、あとはカンタンだ。

おもいっきりヤマを張ったのだ。
彼の目標は点数を"なるべく"、そして"苦労せず"あげることだ。
決して高得点をとること、まして、100点をとることじゃない。

そして、苦労をしてはいけない。(正確には苦労と思わせてはいけない)
そうなれば、ボクは勉強というくだらないことを教えに来る厄介者になってしまうし
何より、ボクが楽しくなくなるからだ(笑)

まず、国語。
この教科は比較的ノートがきっちりととられていた。(ひらがなだったが)
その時点で彼に言った。
『このノートの赤だけ覚えて、あとは全部捨てていいよ』
きっとこの教師は、怠惰な彼にさえノートをとらせるような人だから
ノートから出題が多いと思った。

次に、数学。
これはカンタンだった。
前のテストを見たら、ほぼドリルから出題されていたので
彼に見比べさせた。
『ほら、これとこれ、全部一緒だろ?ちょろいべ?(北海道弁)』
彼は、手品のタネを見抜いたように喜んだ。
で、その中から、基本的なものだけ丸をつけてそれだけをやらせた。

1回目に出した宿題はこれだけにした。
多分15分もあれば終わる程度のものだった。

宿題をしてこなかった

次に行ったとき、彼は宿題をしていなかった。

はて、困った・・・ が


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学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話③

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