学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話③

前編: 学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話②
後編: 学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話④

宿題を強制しなかった

前回に続き、またまたひどい話ですが
ボクは彼に宿題を強制するのをやめた。
それから、ボクは彼にこう言った。

『ここ、宿題にするけどわかんなかったらやんなくていいし、面倒だったらやんなくて良いよ』
宿題をやってこなかったときは、次の授業の最初に
『よし、ソッコーでやれ!!w』
って言っていた。

そして、もう一個のことが後からちゃんと考えると、けっこう関係していたのかもしれない。

裁量労働制を採用した

ボクは時間に縛られるのが、あまり好きではなかった。
だから、授業のはじめに
"今日はこの教科のここからここまでやる"
っていうのを彼に認識させた。

で、授業の時間が2時間だろうが、
それが1時間で終わったら、残りの1時間は好きに使って良いことにした。

すると、勉強が嫌いな彼はどんどんとスピードをあげていった。
正直、ボクの想像を超えるスピードで勉強を消化していったのだ。

彼は、自分の時間をコントロールできるようになった


家庭教師の時間の後半に見たいテレビ番組があるときは
しっかりと宿題を終わらせてきて、ものすごいスピードで問題を消化した。

逆に、特に見たいテレビ番組もなく、友達との遊びで忙しかったときは
宿題をしなかった。
しかし、ボクがいるときにしっかりと消化できた。

勉強が嫌いな彼には

"勉強が役に立つことを教える"

のではなく

"勉強を消化することで他の自由時間が増える"

ことを教えることで、スムーズに進んだ。

(勉強なんて役に立つんですかね?の彼への答えにはまた別の話をしたんで、そのうち書きたいと思います)

実際の勉強法

勉強法は対して参考にならないだろうが、一応のせておく。

結局、ボクは全教科を教えることになる(音楽など含め)。
今回は5教科のみに絞って話をしよう。

国語

国語はテスト範囲の文章の流れを、完全に理解させることに徹した。
文章を一緒に読んで、
『なんだ、このおっさん気持ち悪いな』とか
『こんな都合の良い話あるわけないだろw』とか
いう話をしていた。

そんなことを話していると、
彼は物語を楽しんでいるようで、かなり理解していた。

あとは、出題されそうなところ(ノートの赤中心)は個別に覚えさせた。

数学

公式とか、そのまえに何度も目の前で
解いて、解かせて を繰り返した。

"公式"という論理で覚えさせるよりも、"こんな感じ"の慣れで覚えさせるようにした。
3回ほど教えてわからなかった問題は捨てた。

短期集中型だったので
無理に覚えさせると、他を忘れてしまうからだ。

社会

まずは、プリントに答えを全部ボクが書いてあげた。
そして、それを彼と一緒に見ながら、
記憶の断片に残るような(面白い)エピソードがあれば
話しながら、見比べさせた。

ややこしいエピソ-ドだったり、難しいものは
『はい、ここは丸暗記!』
と教えた。

そして、最後まで終わったら、
『よし、覚えろ!!』
とプリントを渡し、彼はにらめっこ、ボクはテレビを見るw

そして、数分。彼が覚えるとプリントを回収し、会話形式で問題を出した。
彼はう~う~唸りながら、回答をひねり出す。

一つでも間違えたら、最初からやり直しというルールにした。
いわば、ゲーム感覚でやっていただろう。
非常に楽しかった。

理科

楽しいことを教えた。
大体理科の話は、おもしろいところと繋げられる。

例えば、原子の結合の話を教えるときは髪の毛で説明した。
ドライヤーの熱でなんで髪型が変わるのか、パーマはどうやってやっているのかなど。

生物は、恐竜の話とか、ヒトがどうやって進化してきたのかなど
テレビでやっているようなことと結び付けて話をした。

結果的には、彼は理科が一番好きになったらしく
宇宙の話など、全くテスト範囲とは関係ない分野にまで興味を持ち、説明した。

一番、彼が興味津々だったのは、ブラックホールのことだったww

英語

とりあえず、最初に文章を一緒になぞり
わからない単語があれば、ノートにメモって、日本語訳を教えた。

そのあと(意味がわからない単語がなくなった状態で)、ぶっつけで彼に日本語訳をさせた。
彼は、とうてい日本語とは思えない日本語を言う。

それに対して、
『それ、日本語になってねえべw ○○だよ!』
って言うと、彼はあー、そうか!って納得していた。

これも社会と同じでゲーム感覚でやっていた。
イングリッシュ、プリーズ!!と同じで楽しかった。

それが自分ですべてスムーズに日本語で言えるようになるまで続ける。
そのあと、日本語で文章の中身にまでせまる。

いわば、簡単な文章の国語の勉強だ。
国語の観点で、出題されそうなことを覚えさせる。

また、ノートにメモった単語を、社会と同じように会話形式のゲームをした。

あとは、出されそうなものをまた、個別に教えた。

結果的に45点が230点になった

こんな感じで、3回授業をしただけで結果こうなった。

点数が上がったことよりも、ボクはこの結果から分析したいことがあった。
それが

"テスト範囲の勉強を、1度のみ理解させたときの点数(捨てたもの以外)"
であることだ。

彼には、時間的な制約もあり、1度のみしか覚えさせる機会を与えることができなかった。
その中の何%を覚えてるかが、今後重要になると思ったからだ。

返ってきたテストを見比べると、
"捨てた"点数はほぼ100点分くらいだった。

つまり彼は
230点/400点 ⇒ 57.5% 覚えていたことになる。

これをどれだけ100%に持っていくことが、大事だと思った。

が、テスト終わりの日は
かる~くテストを見ながら、ギター弾いたり、テレビ見たり、ゲームしたり
する日にした。

遊びまくった。

そんな日々が1年くらい続いた。
(ざっくり飛ばしますw)

その中で、

彼が言った"夢"の話。

彼が受験生になったときの話。

を、次回は中心にしたいと思う。

続きのストーリーはこちら!

学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話④

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