終末期の支援

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次話: 終末期の支援②


「ドーン!」建物内に雷が落ちたような音が響いた。現在は夜中の二時だ。皆が寝静まっている。建物内も静まり返っていた。しかし…

 

 

Aさんの部屋から」

 

 

突然、雷鳴が轟いたような音がしたのだ。そして、別のホールで夜勤業務を行っていた職員の「怒号」が施設に反響する…

 

 

Aさんが転倒したぞ!」

 

 

私は別のユニットで介護職員として夜勤の業務を行っていた。そう…ここは「介護施設」なのだ。定員は全員で20名前後だ。そして2ユニットに別れている。利用者は主に…

 

 

「認知症」

 

 

の人が利用している。20名前後が集団で生活をしているのだ。私は、自分の仕事を片付けた後、急いでAさんの居室にむかっていた。居室に到着すると職員が複数集まっていた。そしてAさんの…

 

 

「頭から出血」

 

 

をしているのを発見した。そして、血が頭部から流れていた。Aさんは出血をしたために、血の気が引いており顔の色が…

 

 

「青くなっていた…」

 

 

そして、職員の1人がパニックになりながら、叫んだ。…

 

 

「医務室から応急セットをもってこい!」

 

 

若い職員が血相を変えながら、医務室に走っていった。そして、私はホールにある緊急コールを提携先の医療機関にかけた。動揺しているために、言葉がうまく出てこない…

 

 

「あの…利用者のAさんが転倒して…頭から出血しています。指示をお願いします。」

 

 

私は、医師にAさんの状態を伝えた。そして、血圧などのバイタルサインも伝えた。

電話口で医師の眠たそうな声が聞こえる…

 

 

「…はい。わかりました。それでは、今から診察するので、来院してください…」

 

 

さっきまで安眠していたのだろう。眠たそうな声だった。少し気まずい気持ちになった。しかし、そのようなことは、言っていられない。私は受話器を置いた。そして…

 

 

「別の職員」

 

 

Aさんを病院に連れて行った。気がつくと、朝の4時だった。現在は冬なので、冷え込む。疲れと緊張で…

 

 

「頭が朦朧」

 

 

とする。目がやたらと渇く。喉も乾燥していた。夜勤の時間は早い。グズグズしていると、早番が来てしまう。…

 

「早く、終わらせないと…」

 

 

私は1人、呟いた。集まっていた他のユニットの職員も時計をみると、皆、慌ただしく、持ち場に帰っていった…

 

 

「介護施設」

 

 

では、予想外の事態が発生する。特に転倒事故は多い。転倒事故は、高齢者にとって致命的となる場合がある。なぜなら転倒事故をきっかけに…

 

 

「寝たきり」

 

 

になることもあるからだ。例えば、転倒をすることによって、大腿骨の頸部を骨折することがある。つまり…

 

 

「足の付根周囲」

 

 

が折れることがある。足の付根の周囲が折れてしまったら、当然ながら、歩行が困難となる。その結果…

 

 

「寝たきり状態」

 

 

になることがあるのだ。だから介護職員は利用者の人が転倒しないように、細心の注意を払う。そのような事情があるために、私はAさんのことが…

 

 

「気がかり」

 

 

だった。そして、その後は何事もなく、夜勤を無事に終えることができた。しかし、Aさんは、骨折の疑いがある。ということを早朝の申し送りで知った。そして、帰り際…

 

 

「駐車場」

 

 

で同僚と世間話をした。そして、昨夜のAさんの話になった。同僚の山田は同期入社だ。お互い、30歳前後で未経験から介護業界に入職した。お互い、…

 

 

「苦労」

 

 

を分かち合った仲だ。私は山田を信頼していた。しかし、お互い、最初は業務を覚えることに必死だった。同期で入職した人は全員で7名いた。しかし、殆どが…

 

 

「仕事に耐えきれずに」

 

 

3ヶ月か、半年で退職をしていった。初日に退職した人もいた。そのような職場環境で私と山田はお互い励ましながら頑張っていた。もうすぐ入社して…

 

 

3年」

 

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