7.フィリピンにきて…

前話: 6.ホームステイ

日本に絶望を感じて、国外逃亡を企て実際にフィリピンに、まさに高飛びした私。


他国で生活したのは初めてだから、色んな文化や生活の違いに驚いてはいるけども、実際に暮らしてみてフィリピンの感想は…


ハッキリと断言するけど最高に自分に合っている。

もちろん、多くの日本人に合うとは思っていない。

私の個人的な感想だ。


多くの日本人が色々と考えて、多くの人が住みやすいと思う暮らし方を模索した結果、今現在の日本の生活があるんだと思う。

だから、当然ながら、多くの日本人は、日本が住みやすいに決まっている。


日本は民主主義だから、多数決の原理で色々と決まっていくのだと思うけど、実際にはマイノリティ(少数派)というのが存在して、多くの人間の規格にはあわない人間もいる。


人って、誰でも自分が普通だと思っているけど、私もその1人で自分にマイノリティの自覚は無い。

だけど、フィリピンに来て分かった。

私にはフィリピンが合っていて、日本が合っていないという事を。


フィリピンに来て日本の凄いところも十分に分かった。

フィリピンが好きとか言っているけど、日本で産まれて育つ事が出来たのは、すごく今の自分に役立っている。

今、フィリピンで生きれているのは、日本で産まれ育った教育があるからなんだと思う。


それらを理解した上でも、1日でも多く、日本では無く、フィリピンで暮らしていたいと思う。


何故かと言えば、フィリピンにいるというだけで幸せになれてしまう。

フィリピンは世界の中でも幸福度が第3位なんだそうだ。

フィリピンは世界の中でも、貧乏な国とされているし、実際にフィリピンで生活していても、多くが貧乏に溢れている。

貧乏である事と、幸福度が関係無いから、フィリピンは世界ナンバー3の幸福度の高い国なわけだ。


日本で「カネが全てじゃない」なんて綺麗にサラリと言えたら、その人はきっと金持ちだ。

そして貧乏人に、金持ちだから言えるんだよ!と妬まれるのがオチ。

逆に貧乏人が「カネが全てじゃ無い」と言ったら、強がって綺麗事を言うな!って言われるだろう。


もちろん、この例が全ての人に当てはまるわけじゃ無いけど、日本ではそういう風潮だ。


じゃ、フィリピンでは?

というと、この貧乏な国の中で、さらに貧乏に暮らしている人達が、幸せそうに暮らしている。

恥ずかしさや、考える間もなく、迷わずまっすぐに「自分は幸せです」とクチにする。

大多数がそうなのだ。


日本で死にたいと思い、呼吸とはタメイキの事と思っていた私だが、あら不思議? フィリピンに来たら、大多数のフィリピン人の様に、私も何かシアワセな気持ちでいれるのだ。

フィリピンの滞在日数は通算で9ヶ月ほどなのだけど、フィリピンという国のトリコになっている。


この現象は、きっと私だけじゃないハズだ。

ここ最近は日本での自殺者数も減少してきたけど、多かった年は平均で毎日100人が自殺していた。

今だって80人に欠けるくらいの人数が、自殺で毎日死んでいる。

日本は切腹ハラキリの国だからなのかは知らないけど、毎日たくさんの人が自殺している。


一方フィリピンはと言うと、1年間の自殺者が日本の1週間分より少ない。

その自殺者の多くは、失恋や恋愛のモツレだと言う。

なんてロマンティックなんだ♫

決してカネがなくて生活に困ったとか、ましてや仕事の責任をとって…

なんてのを理由に自殺したりしない。

だからフィリピン人には、日本人が自殺する理由や動機を全く理解できない。


なぜならフィリピン人には、責任感なんて存在しないから、他人の責任なんて追求しないし、間違いを認めたとしても、その間違いを許すのが美徳とされる文化だ。

だからなのか、教育水準が低いのも手伝ってホントに関心するくらいにクズ人間を生産する。

私もクズなので、他人のクズっぷりを指摘する立場には無い。


先述したのと共通しているかもしれないが、フィリピン人は過去の事を気にしないし、未来について悲観もしない。

悪い言い方をすれば、その日ぐらし。

格好良く言えば、今を生きている。


反省もしなければ、未来を予測して準備しない姿を見て、フィリピン人をバカにしたくなる日本人も多いのだろう。

だけど、私はそんなフィリピン人の物事の考え方をリスペクトさえ抱いている。

だって、過去に起きてしまった事は変えられない。

過去の歴史から学ぶものもあると言うが、歴史は繰り返すとも言う。

2度ある事は3度あるとさえ言う。

過去について振り返っても仕方がない。

未来についても同じだ。

まだ起きていない未来について考えても分からない。

未来を予測して備えていても、そんな予想が当たるとも思えない。

だって、自分の人生さえ、何1つ自分の思い通りになんていかない。

備えあれば憂いなしとは言うけど、絶望的な未来しか未来を予測出来ない場合は、一体何を準備したり、備えておけ良いのだろう。

不意に襲ってくる火事や大地震の為に防災グッズを枕元に置き、年に何回か飛んでくる北朝鮮からのミサイルが間違って被弾しても問題ないように、またそれが発展して核爆弾が飛んできても死なない様に地下にシェルターを作れば良いのだろうか?

そもそも、そんな大事に至らない様に、命をかけて北朝鮮のトップを誰かが暗殺しに行けば良いのだろうか?


ちょっと飛躍しすぎかもしれないけど、私が大人なったばかりの時代の常識は、今の時代の常識とはかけ離れている。

今の時代の常識で、数十年後の老後に備える意味があるとは思えないという事が言いたいだけだ。

実際、頭いい人達が資産運用しているハズの都市銀行だってバタバタと潰れて、私が子供時にあった銀行で、そのままの形で生き残っている銀行が思いつかない。


過去は嘆いても変わらない。

未来は考えても分からない。

今、生きていく事を考えて、変化が起きれば対応するだけ。


何の為に生まれて、何の為に生きていて、そこにどんな理由があるかなんて事で悩んだりしない。

きっと、私がリスペクトするフィリピン人達は、そんな事を思いもつかないハズだ。


私はフィリピンで、フィリピン人に色んな事を教えてもらっている。

今を楽しく生きるという術を。

私は今シアワセだ。

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