ほろ苦いプロデビュー戦 - マンソン・ギブソン戦
いままで沢山の試合を行ってきました。
若い頃は対戦相手を選択できると言う状況でも立場でもなく、
言われれば「押忍」の一言しか言えませんでした。
毎回、心の中では
「終わったときに俺生きてるかな!?」
というような弱い気持ちと強い気持ちが入れ替わり立ちかわりな状態でした。
当時、一緒に練習や試合をさせていただいていた先輩方も同じ気持ちだったと思います。
そんな厳しい状況でしたが先輩方に引っ張っていただけたからこそ僕も頑張れたと思っています。
そんな中でもプロデビューをさせていただいた試合の対戦相手の発表には一番の衝撃を受けました。
デビュー戦の相手はマンソン・ギブソン選手。
当時のニックネームは「人間風車」。
名前を聞いた時に
「俺、完全に終わったな」
と思いました。
試合までの毎日は生きた心地が全く無く、逃げたい気持ちを押さえるのが精一杯でした。
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