第16話 パパが女(アリッサ)になったとき LA発LGBTトランスジェンダー家族日記

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第16話 職場でのカミングアウト

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付け睫毛つける練習、がんばった甲斐あって、いい感じのアリッサ。
 
 
 
 
 
アリッサのオフィスで開かれたLGBTQの集まり。サポーターの人たちも含めた集合写真。アリッサはどこ?
 
 

今日はアリッサの職場でのカミングアウトについて書きます。

 

アリッサは、CBREという世界最大手の商業用不動産を扱う会社で働いています。世界中に450のオフィスを展開する大規模な会社です。

 

2009年にCBREロサンゼルスオフィスにて、”LGBT & Allies”というLGBTをサポートする組織が始動され、今では300人 (LGBT当事者以外に彼らを支援する従業員も含めて)がこの組織に所属しているそうです。

 

LGBT friendly companyとしてもよく知られた会社で、定期的にLGBT支援を目的にしたセミナーやワークショップが開催されてます。

 

 

社員のカミングアウトを、会社側がサポートするシステムが既にできあがっていたので、アリッサはとても幸運だったと思います。

 

 

以下、アリッサが職場で正式にカミングアウトするまでのプロセスを書きます。

 

 

わたしたち家族にカミングアウトしたのが2016年5月。

 

 

6月中に同僚ひとりひとりに「 自分がMTF (Male to Female )トランスジェンダ−であること」をカミングアウトする。

 

 

7月に人事課に、そして8月半ばには上司に伝える。

 

 

8月の終わりに、アリッサが仕事で関わり合いを持つ従業員全員が集められ、 オフィスのミーティングルームにて「アリッサの今後」についてミーティングが開かれる。進行係はアリッサの上司と人事課からの代表者。

 

 

ミーティングで人事課代表がみなに説明したこと。

 

1、アリッサが今後、女性用のトイレを使うこと

2、「エイタス」という名前を使うのはやめて、「アリッサ」と呼ぶこと

3、三人称を使う場合 “he” ではなく“she”とする

4、「手術をしたかどうか?」という質問は禁止

 

職場の仲間から、「本来の自分になれてよかったね」と大々的に祝福され、歓迎され、その日から「エイタス」は「アリッサ」になったのでした。

 

君に幸あれ。理解ある上司、同僚に恵まれて、アリッサは幸せ者よ。

 

 

次回は「アリッサの気持ち」。自分のことばかり書いて、アリッサの気持ちに触れるのを忘れていました。

続きのストーリーはこちら!

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