無気力(18~19歳)
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高校時代(16~17歳)
次話:
バンド活動(20~24歳)
高校2年から3年の間は色々と充実していました。
新しい土地にもすっかりと慣れて
ロクな思い出がない栃木には未練の欠片もありませんでした。
”真っ黒な過去”として自分の過去には固くフタをして
それについて考えないようにしていました。
充実した日々は駆け抜けるように過ぎ去っていき、
気が付くと卒業。
就職難と言われていたこの頃でしたが、
卒業後の就職も既に決まっており
卒業後も問題もなく全てが進むはずでした。
しかし、卒業して数か月後に僕は仕事を辞めてしまいました。
”なんとなくやる気が起きない。
かといってなにかをしたい訳でもない”
そんな無気力な状態になってしまい仕事も辞めてしまったのです。
辞めてしまうとまず問題なのが住居。
社員寮に入っていた為、仕事を辞めれば当然寮も追い出されることになります。
寮付きの仕事…となると選択肢は限られてきます。
特にやりたい仕事がある訳でもない僕は、
施設時代の友達の家に居候してフラフラとしていました。
その友達もまた無職でした。
しばらくしてお金がなくなった僕たちは、仕方なく仕事を探すことにしました。
”悪いことでもなんでもいいや…とにかく楽に稼げる仕事で” という条件で。
当然そんな仕事に出会えることもなく、
いくつか怪しい仕事の面接にも行きましたが、最終的には新聞配達をやることにしました。
住み込みで働けるから…それだけの理由でです。
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