ロンドンで学んだ20のこと 35歳 留学記 ①

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チョコレートでできたティーポット


英国人の友人と話していると、英語は長く習ってきたのに、聞いたことのないような表現を使うことがあった。その最たるものは、「チョコレート・ティー・ポット」だ。


ある時、英国人の友人アレックスが、彼のGP(かかりつけ医)が頼りなく、結局、市販薬に頼ったと明かした上で、「ブラディー・チョコレート・ティー・ポット」と言った。


ブラディーは、あまりエレガントな表現ではないが、ひどい、くらいの意味だ。僕は、その後に続く「チョコレート・ティーポット」意味を尋ねた。


アレックスによると、もし、ティーポットがチョコレートで作られていたら、お湯を注いだら溶けてしまう。だから、それは「役立たず」と言う意味なのだそうだ。さすが紅茶の国!チョコレートでできたティーポットと言うのは、毒付いているのになんとも可愛い気がする。英国らしい、ユーモアさえ感じる。


何年か前には、食品会社が実際にチョコレートでティーポットを作ったそうだ。ネットでその画像を見たが、とてもよくできていた。でもお湯を入れたら確かに崩れるのだろう。チョコレート・ティー・ポット。いつか、また英国人と話すときに使ってみよう。


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ユニセックスのトイレ

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