ユニセックスのトイレ
アルバイト先のジャパンハウスは日本文化の発信拠点だから、トイレも日本のメーカーの全自動のものをわざわざ設置していて、日本を知らないお客さま、特に子供たちには、ちょっとした感動を与えていた。
トイレと言えば、僕は、ロンドン大学のキャンパスに「ユニセックス」のトイレが沢山あったことに感動した。性の多様性に対する配慮だ。
職場には、ユニセックストイレはなかったが、お客様にトイレをご案内する際、「あちらです」とだけ言うように教育された。「男性は左手です」などとは言わないようにと。
また、職場で電話を受けた際、僕がマダムとかサーとか言っているとよく注意を受けたものだ。「男性のお声であっても、ご本人はサーと呼ばれたくないかもしれませんよ」と上司。確かにそうだ。
英語にも日本式のトイレが増えるだろうか。そして、日本にもユニセックスのトイレが増えるだろうか。
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