UCLA編入を目指せ 得意なことで良い成績をキープせよ

前話: UCLA編入を目指す短大留学スタート 波乱の一学期

特に留学初期になると、英語もつたないのでネイティブと一緒に授業を受けるとどうしても自分の実力不足を感じざるをえません。教科書を読む時間は間違いなくネイティブよりも時間がかかるでしょうし、ディスカッションでは気おくれしてしまうでしょう。留学生の中には自信も失う方もいるかもしれません。そんな中でも留学中の4年間何とかやっていけたのには秘訣があります。それは自分の得意で勝負をするということです。

 

カリフォルニアの大学で1、2年次は一般教養のクラスを取ることが基本です。理科系、社会系などいくつかの分野の好きな教科を選んで単位を取らなければなりません。しかし、一般教養だけではなく自由選択の単位もあります。そこでは専攻に限らず、自分の好きな授業を取ることができます。最初は正直英語もそこまでできるわけではなかったので、自分が、自信がある分野で勝負をすることにしました。

 

そこで重点的に取っていた科目が、数学系、体育(空手)、音楽(ギターレッスン)でした。数学関連は普通ですが、空手やクラッシックギターが単位になることは驚きかもしれません。私自身も留学してからこのことを知りました。結果、2年間に取らないといけない90単位の内、12単位を空手、9単位をギターでとりました。成績は良いものが取れやすいので、すべてAでした。これはGPAを上げないといけないわたしにとってはかなりのアドバンテージでした。

 

空手やクラッシックギターはある意味、日本の大学でいう部活動のようなポジションでした。確かに授業ではあったのですが、そこには自分の仲間がいました。通常の授業よりも話す機会も多く、とても楽しい時間を過ごせました。4年制に編入した後は、専攻の授業ばかりだったのでそういう時間がなく、さみしかったのを思い出します。

 

また、このころは自分の得意、不得意がわかってきました。不得意なものはやはり語学です。外国語の単位をとらないといけないので、スペイン語を取ったのですが、特にリスニングができませんでした。高校でスペイン語を取ってきている生徒もいたので、そこは結構不利でした。それでも何とか、4クラス中Aが2つ、Bが2つと検討しました。テストの中で、サンノゼの名産品をスペイン語で書く問題があったのですが、そもそもサンノゼの名産品が何か知らないので適当に書きました。結果、答え自体は間違っていたのですが、アンフェアということで〇にしてくれました。

 

嫌だった授業が、何か本を読んでそれについて描かれていることをレポートで書くものでした。東洋哲学やアメリカ史の授業でそれがありました。東洋哲学は禅などの話なのでまだなじみがるのですが、アメリカ史は正直ほとんどわからないので苦労しました。レポートが返ってきてD+だったのは正直厳しいと思いました。(最終的な成績はCでした。短大で取った唯一のCです。)そんな私がなぜか通信制高校でアメリカ史を2年間教えることになるのは、それから約20年後です。

 

そんな私が選んだ専攻は経済学でした。アメリカは12年である間に専攻を決めることができます。一般教養などで色々取っていて経済学が自分に合っていると思いました。理由は数学を使うことと、経済学の「最小のコストで最大の利益を得る」という基本的な考えがいいなと思いました。最終的に大学院でも経済学専攻でした。経済学を勉強していてよかったかと言われると、悪くはなかったなと思います。特に具体的に良かったエピソードはないのですが、物事を効率的に考える癖があります。しかし、仮に生まれ変わったらもう一度経済学を専攻するかと言われると、それはないと思います。恐らく物理や数学だと思います。経済学を専攻した理由は、自分の適性もありますが、4年間で卒業できる見込みがあるというところもありました。物理や数学はどうしても取らないといけない科目も多く、普通の大学生でも5年かかるケースもあります。お金と時間を考えるとしょうがないところではあります。

 

私は今、人に教える仕事をしていますが、生徒に伝えられるところというのはこういう経験のところではないかと思います。問題の解き方は解説をみればわかります。しかし、生き方に答えはありません。私が正しい生き方を教えることはできません。しかし、良いことも悪いことも含めて私の経験を伝えることは、生徒が自分の将来を考える上で役に立つことだと思っています。

 

 

 

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