世界最高のリベンジNo10,パパのパスワードは1248だよ!ある日娘が言った。

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消去されたライン、開けないカカオトーク、友達アプリGPS・・・。

まだまだ足りない。

もっと大きな徹底的な証拠がなければ、ラゴンは浮気を絶対に認めない!

今まで嘘で固めた浮気人生男は、これくらいでは認めない。

私には分かっていた。

間違いなく浮気の形跡がそこにあるのに、

後一歩の所でふりだしに戻ってしまった・・・。

その夜、私は犯人を後一歩の所で逃がしてしまったような(刑事か!)、

とても悔しい、やりきれない思いで一杯になった。

まだ、リベンジを始めるきっかけは何もない。

リングにも立てない状態だった。


・・・・終わった。

何度、携帯を見る事が出来たとしても

カカオトークのパスワードが分からない限り、

何の情報も得られない。

普段、戦い慣れてない私が丸腰で戦ったら、完璧に秒殺される。

何の糸口も見つけられないまま、時間だけが過ぎて行った。

そして、6日経過したある日。

ラゴンが突然私に言った。

「お前、俺の携帯みたやろー!」

何日も経っていたのと、凄い剣幕に一瞬戸惑ったけど、

「は? 何の事? 何時の話? そんな事してないし!!」 

と、顔が多少引きつっていたかもしれないけど頑張って答えた。

「先週の土曜日や! 

俺が立ち上げても無い画面が立ち上がっとったんやから、

お前しかおらんやろー!!」

画面が立ち上がってる・・・???   

ん? いったい・・どういう意味?

ワケわからん

(メカに弱い私はこの時その意味が分かっていなかった。)



でも、その態度と言葉から ラゴンは確実に私が携帯を見た事に気づいてる。

ここは受けて立つしかない!

中途半端な事を言うと、逆切れされ益々警戒される。

よし、絶対に薄情させてやる。(まだ証拠不十分だけど)

頭の中で 遂に戦いのゴングが鳴った。

       カーン!

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