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素人が節電装置を開発し省エネ大賞、他2賞を受賞(2)

Image by Olia Gozha

省エネルギーのことを考える時、待機消費電力は無視できません。ファクシミリやコピー機が1年に消費する電力は、それぞれ100万KWh、5800万KWhにもなります(通商産業省「産業環境ビジョン」付属資料による)。 この年間消費電力の大部分が待機時に消費する電力(待機消費電力)で占められています。もっと具体的には待機消費電力消費の占める割合はファクシミリの場合が90%、コピー機の場合が80%と推定されます。

情報化、IT(情報技術)の進化は私たちに多くの恩恵を与えてくれると同時に、機器の電源を入れたままにしますので“待ち”の電気エネルギー消費(待機消費電力消費)増大にもつながります。 

 もちろん、待機消費電力消費は会社や事務所の情報化機器(パソコン、ファックス、コピー機、プリンターなど)によるものだけでなく、家庭や事務所にある多くの家電商品によるものも大きいのです。家庭で常に電気コンセントに接続されている機器の約70%が待機時に微妙な電力を消費しています(待機消費電力)。その結果、一般家庭での待機消費電力量は総電力使用量の約10%にも達すると言われています。一家庭の月間電気代は平均で¥8000前後ですから、各家庭で毎月約800円、年間約9600円が待機消費電力分となります。そして、日本全体の家庭、工場、事務所での年間待機消費電力消費量は9000億円規模(推定)となり、その内の約42%、3780億円が節約可能です。(数字は2002年頃のものです。)

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