節電率90%の世界へようこそ 1.2.2 モデルチェンジは頻繁に、改善率は少な目に

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メーカーが消費者の目、関心を奪い、購買意欲をかき立てるためにモデルチェンジ(商品のデザインや性能を変えること。基本部分は変えずに、外見などを一新すること)を行うことは販売戦略として存在します。一時期の車のモデルチェンジがその例でしょうが、さすがに、その異常さに気づいたメーカーはモデルチェンジの回数は落としています。ただ多くの自動車メーカーがモデルチェンジの回数を争っていた時に5年、10年の長い期間の間、ほとんどモデルチェンジしなかった自動車メーカーもあります。皆さんはどちらを評価されますか。

消費者自身も本当に必要な機能は何かを考え、衝動買いを少し抑えることができればゴミの捨て場にも困るような今日の息の詰まるような状態から脱却でき、ひいては税金の使用が抑えられつつより快適な環境作りに参加できると思います。

本当に良いものはモデルチェンジの少ない、飽きない、シンプルなものであることを専門家は承知しているのでしょうが、利益というにんじんの前には体力を考えないレースをする競争馬になるのでしょうか。社会のためにはならないような改善率の少ない頻繁なモデルチェンジは倫理観のない担当者だけのなせる技なのでしょうか。


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