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「生理が来ない。」と思っていたら難病でした もうだめかも編

Image by Olia Gozha

それからも、仕事に行ったり行けなかったりしていました。職場は慢性的な人員不足でなかなか休めない日もあり、重いカラダとなんとか戦いながら有給休暇を上手に使いながら毎日繋いでいた。(ありがたいことに有給休暇を時間で取れる会社だった。)

こんなよくしてもらっているのだから...と思いながら。

きっとメンタルやられているのだという疑いも拭えなかったので、休日は電車に乗って出掛けることにしていた。歩くのは遅いし、食事もうまく摂れる状態でなかったので、ひとりで出掛けていた。

少しずつよくなると思っての行動だった。

病院には医師の指示通り通っていたし、お薬もかかさず飲んでいた。


しかし、ある日。外出先でどうにもこうにも動けなくなってしまった。

どうしよう。どうしよう。どうしよう。

人に目立たない場所にしゃがみ込んで、どうしようかと考えたけれど

いい方法が思いつかない。


自然とぽろぽろ涙が出てきて


目の前の景色が滲んだ。


泣いても。泣いても。どうにもならないことは分かっている。


でも、涙がとめどもなく流れてきて


どうしようもなかった。



ついに、両親に電話を掛けた。


父はこれから迎えに行くと行ったけれど、

何時間も人通りで、いくら隅っこといっても誰かに見つかりかねない。


”ひとりでどうにか家に帰らなければ...”


そう思うと同時に、



”もうひとりは限界かもな..........”


と、悔しさとともに心に湧き上がってくる。


それをかき消したくて、その日は自宅にひとりで帰った。なんとかたどり着いたという言葉がちょうどいいかもしれない。休み休みだったのでもうすっかり夜だ。


そして、ひとりで帰宅できても、これからひとりで暮らしていくイメージは昼の自分に壊されたままだった。

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