偏差値27.5からの大学合格 その17
発想の切り替え、その4
英語の学習時間が大幅に短縮になった分は、すべて世界史になった。
山村先生の世界史の授業は週に1回。そのテキストを使って徹底的に問題演習である。
問題演習に市販の世界史問題集を使うのをやめた。すべて「入試過去問」で演習した。大学入試科目別問題集は、代ゼミの自習室に全教科ある。この世界史を全部解いた。タダである。
解く時には、山村の世界史テキストを使って、満点とれるまで徹底的にやった。そうこうしているうちに、入試では歴史をどのように理解すればいいかだんだんわかってきた。
教科書では、時間の軸で歴史を学ぶ。
しかし入試では国、国家、土地、地理的要素の軸で出題される・・・というのが世界史理解の勉強のコツであった。
そんなわけで時間の軸で出来ているテキスト・教科書から、自分なりに「各国史」のノートを作った。
現在の国から時間を逆にたどって、その国の成立の原点まで遡り、それをまた現代に向かって整理するのである。
わかったことは、当時の大学入試で、入試に出る国は25カ国!
つまり一つの国を理解すれば4点。20カ国で80点である。25カ国を縦の時間軸で理解した私は、25カ国を同時代という横軸で結んでいった。
つまり時間軸をタテヨコに巡らせて世界史を理解した。
そうしたら世界史は面白い!
現代社会がなぜこうなっているのか、現代の民族紛争の原因・・・そういった根源の部分が理解できるようになった。そして、そういう出題傾向の入試問題はスラスラ解けるようになった。
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