ボーダーの私が『普通』になるまでの物語⑨

前話: ボーダーの私が『普通』になるまでの物語⑧

【リストカットをやめたきっかけ】


私は26歳の時にお付き合いする人ができた。

その人は私の過去も、身体の傷も知った上で受け入れてくれた。


ただ、そんなある日友達とのとっても些細な言葉で私はストレスを感じて、左手首をカッターで切った。

 

当時の私からしたら、ストレス発散の一つで、

「久々にやってしまった」という感覚。

 

そこまで重く考えもせず、彼に伝えた。

すると死ぬほどキレられた。

正直、当時の私には彼のことが全く理解できなかった。

 

何であなたがそんなに怒るの?

怒り方も尋常じゃなかったから、この人ちょっとおかしいかも、と思ったほど、、笑

 

今までの人生でこんなに怒られたこともなく、とにかく嫌で、

もう一緒にいたくないと思い、早く離れたかった。

 

だけど、最終的にその人は泣いていた。

なぜだろう?

 

 

 

その時「私は自分の身体を傷つけただけじゃない、この人の心も傷つけたんだ」ということに気がづいた。

 

全く考えもしなかったこと。

 

私は全く人の気持ちを考えられていなかった。

 

ずっと自分のことしか見ていなかった。

余裕がなくて考えられなかったのかもしれない。

 

ただ、だからこそ、気づいてからは絶対やらないと決めた。

 

 

そして、そこに気づいてからさらに考えさせられたことは、

私はそんな想いをずっと家族にさせていたんだ。ということ。

 

私が自分を傷つけることで、お母さんとお姉ちゃんたちはどんな気持ちだっただろう?

 

どれだけ苦しかっただろう

どれだけ怖かっただろう

どれだけ不安だっただろう

 

涙がとまらなくなった。

 

 

当時の私は、自分のことでいっぱいいっぱいだった。

決して誰かを傷つけようと思っていたわけじゃない。

過去には戻れない。だけど無かったことにできるわけじゃない。

 

だからこそ感謝の気持ちは忘れてはいけないし、これから自分ができることを最大限やっていこうと思う。

 

そんな大切なことに気づかせてくれた彼に感謝している。

 

 

人は変われる。自分との約束。相手との約束。

そうやって人は気づき、成長し、変わっていく。

 

だからこそ、もし今、人生で一番しんどい。どん底だと感じている人に伝えたい。

 

どん底は永遠には続かない。

必ず抜け出せるときがくる。だから自分を諦めず信じてみてほしい。

 

私もずっと不安だった。

いつまで続くのか、永遠にこのままなのではないか。

 

でも大丈夫。きっと大丈夫。自分を信じてほしい。

 

私でも大丈夫だった。だからあなたもきっと大丈夫。

 

 

苦しいと感じるのは自分をあきらめていないから。

著者のSaito Akiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。