発見や発明 2.1.2 聴け、さらば与えられん

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 偉大な先人のお話を直接、あるいは間接的に拝聴することは前述のように大変勉強になりますが、同じレベルの方との交流によっても色々と耳学問が可能です。

 私はこれまでに、県レベルで2つのグループ、市レベルで一つのグループに属して、いわゆる異業種交流仲間に入れていただいています。

 不定期な会合ですがいずれのグループも一年に5、6回の会合を持ちますのでお互いの情報や問題点、課題をお話しし聞き合います。

 物づくりを異業種交流の目的、すなわちグループメンンバーが持っている技術、技能、知識、情報などの資源を何か共通の新しい物作りに生かそうという目的でグループを維持しているケースもあります。異業種の数とその新商品開発成功例数から判断して異業種交流グループによるもの作りは決して容易なことではないと思います。物作りには強力なリーダーシップが必要、思い入れが必要で、リスクもある程度はいとわない覚悟も必要です。多くの意見は平均値を取ると平凡なものになり、多くの人による責任は無責任になることが多いからです。

 しかし、意見を聞かせていただき、その意見に対して対価を支払わないという立場や考え方をお互いが納得した場合は、無責任意見もありますが結構特異な良い参考意見もいただける場合があります。ここに異業種の意味と意義があります。基本的には意見をいただいて感謝しながら、一社で取捨選択してリスクや責任も担当会社一社で負うという形が異業種交流でも物づくりとしては一般的な形、最善の形ではないでしょうか。私はそう思います。このことは後の項でも述べさせていただきます。

 写真は異業種交流の後の飲み会交流です。


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