発見や発明 2.2 常識よ、サヨウナラ(2)

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いずれにしても、常識よサヨウナラです。他人に迷惑をかけない非常識は大歓迎です。

当たり前のことを当たり前に、常識的なことを常識通りに行うことは容易ではないという人もたくさんいます。その考えも日常的な仕事、ルーチンワークを失敗無く、効率よくこなすことは容易ではないという意味では正しいでしょう。もちろん倫理的な常識とサヨナラするわけにはゆきません。

 しかし、何か新しいこと、革新的なことを目指す場合は目指していること自体、目標としていること自体が現在ある、行われているという意味の常識とはかけ離れなければいけないことが多い訳ですから、一応常識とはサヨナラをしなければスタートできません。

 非常識的な取り組み、考え方がすべてうまくゆくとはもちろん考えられません。非常識的なアイデア、理論など考えようとして考え付くものでないことは偉大なノーベル賞受賞者の田中耕一氏や白川教授からの例からも明らかです。実験の失敗から出たある事象を注意深く観察してたどり着いたのです。

非常識はそれを非常識とは思わない門外観には非常識ではないのです。このような非常識に遭遇するためには専門分野以外、経験したことの無い分野に積極的にチャレンジすることです。

企業の経営においても資本金という借金で経営することは一種の常識です。しかしこの常識のために破綻したり、他人に迷惑をかけたり、罪を犯した例は後を絶ちません。非常識的でも無借金経営のほうが世の中全体のためによいことは明らかです。“借金も資産の内、”と言ったり、借金できるのは信用があるからだ、などという変な常識には早くサヨナラしなければいけません。

ベンチャーキャピタルという言葉ですが、カタカナになったり、英語からの言葉だと何となく聞こえがいいようです。しかし、結局はこれも借金、人の金。いいかげんな使い方をされる確率が高い運命にあるでしょう。

かつてあるサイトに紹介されました例を以下にあげますと、

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ベンチャーキャピタルからの出資金が入ると、『これでオレも黒塗りのセルシオに乗れる』と話していた人もいた。淘汰は起こるべくして起きた」・・・・・。

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これなど、まさに投資家のことなど考えてないのに等しい。借金は罪です。もっとも投資家もマネーゲームに興じているわけで、本当に社会のために何かを育てたい・・・と考えている人が何人いるのでしょうか。その意味からは狐と狸の化かし合いでしょうか。

話は飛躍するかもしれませんが、政治家も経営者も年間可分所得(利益)の2倍以上の金額を資金、借金・・・・という形で他人様からかかえている人は人を使う、会社を経営する、政治をすることからは退場してほしいと思います。

リスクの責任を取りきれない人は最終的には善良な多くの納税者に理由なき苦痛と犠牲を与えます。これは実に罪深いです。。ダイエー、そごう、村上前参議院議員、消費者金融利用自己破産者・・・もこの悪しき仲間でしょう。たくさんあり過ぎていちいち例をあげればきりがありません。

かつては、借金は徳のある人の行うことではないという考えがあったと思います。しかしここ数十年は「借金も資産の内」という間違った考えがまかり通り、最近は借金を美化する風潮さえ生まれました。なげかわしい限りです。

結局は、真面目に生き続けること。いい商品、いいサービスを展開していくしかない。

これは常識的に当たり前の話ですが…。



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発見や発明 2.2.1 常識は誰がために

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