沖縄の子供たちの「学力」って誤解されているような気がする(3)
3、「沖縄を主語としたストーリーの中には、作られたものがある」ということ
同僚たちの会話は「まったく沖縄だからな…」に続いて
「そもそも暖かい土地の人間は、いろんなことにルーズ」
「受験に対する危機感がない、勉強に真剣さが足りない」
「向上心がない。すぐ楽な方に逃げて、指定校推薦でボーダーフリーの大学に進学する」
感じたのは、この主語は「沖縄」なのかという思い。
まず、私がルーズで、真剣さが足りなくて、向上心がない(笑)。
都会の「お受験」には「エスカレーター式の高校・大学進学が目的」。つまり「受験で楽をしたい」という保護者も存在する。
など、何でも「沖縄」を主語にして結論・解決・正当化するのはどうなのかという思いは、やがて、このような「偏見」が、沖縄の子供たちの学力に対する誤解を招いているのではという疑問になっていきました。
つまり、「沖縄を主語としたストーリーの中には、作られたものがある」ということです。
しかも、それは「ないちゃー(本土の人)」が作ったのかも…。
学力に対する話題も、その一つかもしれない…そんな思いを抱きつつ、日々を送っていました。
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