【フランスの森の中⑨】上裸でドレッドな妻子持ちヒッピーと、廃バスの中で成立した英国人カップルたちと、テントの中で「人間失格」を読みふける僕(19)と、時々犬連れてるおっさん。

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On mange pas de viande, comme d'hab.

4日目から7日目くらいに至るまで、延々と飽きることなく、藁を運ぶ日々。とにかく重い!途中1日雨が軽く降った記憶もある。その日はラッキー、とか思うんだけど、雨の日の翌日の藁の重いこと!!重いし、刺さるし、最悪。結構休憩は多めなので、ばてたり熱中症みたいになることはないのだけれど。やはり身長も高く、ジペ・ジョン・おっさんの面々はきつそうではあるが、結構働くので、ヨーロッパの人=働かない、みたないな固定観念は払拭された。
ごはんは美味しかったし楽しかった。ベジタリアンというものがこんなにイケるものだとは思わなかった。朝とかお昼はもっぱらジペ特製のぺらぺらナンにジャムつけて食べる。あとはサラダもオリーブオイルとビネガーかけるとこんなに美味いんだと知った。あと、森の中にくるみが落ちているんだけど、好きな時に適当に食べて良いシステムになっている(笑)。適当に落ちているくるみを拾い、トンカチで割って食べる。つっこみどころ満載なんだけど、これが地味にうまい。だからお昼はたいてい、イチジクとくるみのサラダ。結構おしゃれなカフェで出てくるメニューなのだけど、田舎もんの19歳の僕はそんなもの知らないし、「こんな組み合わせのサラダが存在するのか!」と驚いていた。夜はトマト煮込みとかコンソメスープ的なもの。煮込むとこんなに美味いのね、と思った。タイムとかいう最強の香辛料を知る。日本で買えるものと多少香りが違うのだが、そもそも知らないので初めての出会いだ。大好きになった。あとはズッキーニ最強説とか。結構このおしゃれな野菜とか香辛料の名前と味を覚えれたことはすごくよかった。単純にモテる。(笑)

実に4日経って以降、ある体の変化が明確に起こっていく。アレの臭いが変わる。形も…。完全下世話な話で恐縮なのだが、4日経って、確実に胃の中で肉がない状態になっており、固形物からガスから臭いが違うのだ。うまく説明できないが、臭くはない、という感じ。ちなみに最初に不安を感じていた、お肉もなく力が出るのだろうか、は杞憂だった。なんかすごい健康になった気がして、割と力出た。汗とかも結構みずみずしいので、シャワーもそんなにちゃんとしなくても大丈夫。というか誰も気にしない。さすがにジペみたいに1週間に1回入っとくかはまじで無理だけど。自分は2日に1回くらいのペースだった。

欲しければ肉は自分で買ってこいだったが、最終日まで(大体2週間ちょっとくらい)ベジタリアンで貫き通すことができた。しかも楽しく健康に、というのが今回のお話。それ以降、ベジタリアンを実践したことはないが、ベジタリアンの人に会っても驚くことはなくなったし、いろんな種類の人がいることも知っていき、理解力や適応力が上がったなあ、と感じている。

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