恋は万華鏡。10代・20代・30代、20年の恋履歴。初恋、ストーカー、大恋愛、二股、大失恋、婚活、結婚。

これは、私の15歳から35歳までの20年の恋履歴。


10代は、淡い初恋とストーカー

20代は、大恋愛、大失恋

30代は、婚活と結婚


ちびでぽっちゃり、特別可愛いわけでもない私の恋物語。


でも、イケメン好きなのは自分にないものを求める遺伝子のせい(笑)



【10代の恋。高校生の淡い初恋とストーカー】


命短し恋せよ乙女とは聞くけれど

女は好きになった男で

人生が良くも悪くも変わっていく

まるで恋の万華鏡みたいに。



幼い憧れの君


私は小5で好きな男の子ができたけど、イマドキの若い子みたいに付き合うとか

想像できないレベルだった。

移動教室のフォークダンスの時に緊張して、手汗たくさんかいて恥ずかしかったくらいの

奥手さ。 


小6からは木村拓哉さんが好きで、歳上に憧れた。 


中学時代は、趣味のサークルで出会った他のグループの5歳上のT先輩(当時ハタチ)が

大人に見えてカッコイイと憧れてた。


ひょんなことからT先輩の家にお呼ばれして、お姉ちゃんを道連れに行った。


出してくれたお母さんの手料理もほとんど食べられず、

トイレにも行けずで、帰りはお漏らししそうなくらい焦った笑



淡い初恋の始まり


中3の時。


友達がT先輩の後輩H君を好きになった。


私とH君は同い年だからと恋のキューピット役を頼まれた。



いやいや私自身、恋愛の「れ」の字もした事ないのに無理ーー!!と思ったが、

自分が好きじゃないので普通に話せた。


多少は意識するけど、友達の為に一肌脱ごうと頑張った。



H君は満面の笑顔がチャームポイント!

密かに好意を寄せてる女子も多かったようだ。



H君は私の第1志望だった都立高校に推薦で合格していたから、たぶん真面目に

学校に行って勉強もそこそこできたと思う。


私は小中と不登校だったのもあり、地元ではなく電車で通う私立に進学した。


同じ高校だったら、自分の過去を知られて気まづかっただろうから、別々で良かった。



H君は今でいう「草食系男子」シャイで奥手な印象だった。


私も黒髪セミロングで薄化粧真面目な印象だったとおもう。



その当時はポケベルからピッチへの変わり目。


H君の連絡先を知らなかった。私と友達はH君の家の電話によく電話した。


後輩は声が聞きたくて電話したのに、本人がでたら切っちゃうの事を繰り返してた。


いま思えば、自営だったH君んちにとってはかなり迷惑だったはず、ごめんなさいっ。



その後、友達は別に好きな人ができて、サークルも辞めた。


H君と私の兄が舞台設備係で仲良くなり、自然と話すことも増えた。




高1の夏


私のピッチが鳴った。非表示だった。でると、男の声で


「愛ちゃん好きです愛してます」と言われた。


女子校だった私の番号を知ってるのはH君しかいない。


名前を聞くと答えない。


誰か分かんないのに返事のしようがなく困っていると、電話は切られた。


私の事よく知らないのに「あいしてる」? 信じがたかった。


ちなみにH君が姉に連絡をして、私のピッチの番号を聞いていた。


お姉ちゃんよ、なぜ私に許可なく教えたのだろう…



H君ちに折り返して電話の事を聞くと、H君の弟が後ろで「ヒューヒュー」と言ってたが、


H君は「俺じゃない」と言う。


じゃあ誰だろ?と謎だった。



この「好きです」電話は10回近くかかってきて、いつも名前を言わず電話を切られた。



イタ電かと思ったけど、名前も知ってるし、怖くなった私は母に電話にでてもらった。


母は男みたいに低い声なので、お父さんと間違われたのか?

それ以降、電話はかかって来なかった。



H君は本番待ちの時に橋の上で本を読んだりして、まるで話しかけてもらうのを

待ってるように見えた。


勝手に私の事を好きなんだと思っていた私は、自分も好きになっていたので

進んで話しかけた。



H君は緊張してるのか?

いつも会話はしり切れとんぼで、会話のキャッチボールができなかった。


H君はお正月に兄にお祝いの樽酒を持ってきて一気飲みしてむせたり、


私のステージを観に来るのに弟をお金でつったようで

「バカ兄貴、はやく話しかけに行ってこいよ」と叱られたりしていた。


これらの行動を見ると、脈アリ?と思ってしまった。



目が合えばお互い顔が真っ赤、たまたま手が当たれば動揺を隠せない。ウブだなぁ。




高1のバレンタインデー


可愛い立体的なミッキーのチョコを買った。


H君の家に電話をかけると、待ち合わせ場所をどこにするかで喧嘩になり

会わず終いだった。不器用さにへこむ。




高2の秋


練習の時に、こっそり修学旅行のお土産を渡したら、赤い顔して受け取ってくれた。


忘れ物に気づき戻ると、H君は1人で嬉しそうにお土産の袋を撫でていた。

中身は岡山名物、きびだんごですが笑




高2のバレンタインデー


2年連続、電話で上手くいかず、私は兄にそそのかされ、去年のミッキーのカビたチョコと

新しいチョコを家に送った。


「本当は去年渡したかったけど、渡せなかったから一緒に送ります」

って去年から好きですアピールしたけど、カビチョコ渡すとは、

なんてひどいことしたんだろう。


もうバカ過ぎて穴に埋もれてしまいたい。




高3の冬


私は肺炎で入院した。


姉がH君の家に電話した。H君の家はお花屋さんで、お見舞いの花を頼んだのだ。

H君が届けてくれることになった。


待って!お姉ちゃん!私、何日もお風呂にはいってないし、シャンプーもしてない!!


ピンクのカーネーションでプードルの形になっている可愛いお花を持ってきてくれた。


すぐ帰っちゃったけど、嬉しくて私は廊下をスキップした。


点滴の針はやわらかいタイプだったけど、走ったせいで針が曲がったらしく、

抜く時に看護師さんが不思議がっていた。




5月


H君があるテレビの美少年特集に出た。


母の日シーズンということもあり、カーネーションをもったH君が、

彼女募集中ですとナレーションされ、


「カーネーションの花言葉は愛を信じること。ぼくの愛を信じて受け止めて」と言った。


えっ?テレビだからヤラセ??母の日だからカーネーション?

私がもらったのもカーネーション


彼女募集中で僕の愛を信じて?頭が?でいっぱいだった。


私の事だと信じたいけど、真相は分からずじまいだ。



H君との思い出の曲はSPEED。


H君が好きだと言っていたので、私も好きになり、よく聴いていた。


「待ってるだけじゃ奇跡は起こらない」って歌詞がお気に入りで、

私からも積極的に言ったけど、感情に振り回されて撃沈。



現代みたいにスマホで恋愛テクが学べたり、LINEで密に連絡がとれてたら、

口下手な2人でも、上手くいってたのかなぁ?


恋は時代によっても左右されるものかもしれない。





ストーカー現る


H君にきびだんごを渡した日に遡る。この日は自分で言うのもなんだけど「可愛かった」


生まれて初めて自分を可愛いと思った。


黒のハイビスカス柄のスキッパーTシャツに山吹色のミニのタイトスカート。



近所に住む後輩を迎えに行った時に、小学校の前のガードレールに座る

赤いTシャツの挙動不審な20代くらいの若い男がいた。


私の事じろじろ見てる気がするなと思いつつ、前を横切り、迎えに行った。


その後輩の家はお店屋さんで玄関はガラス張りだった。


すると、さっきの男が店の前を行ったり来たり。

私を舐め回すような視線を感じて気持ちが悪かった。



帰宅後、姉から電話がかかってきた。

「男の人が愛ちゃんに一目惚れしたんだって!」と自分事のようにキャッキャッしてた。


それはさっきの男で、Oという。7歳年上の自営業の人だった。


昔は自転車の盗難防止で持ち主の名前や連絡先を書いたシールを貼っていた。

それを盗み見て、連絡してきたらしい。



私は、

「面と向かってナンパできないような男なんてやだ!」と言ったが、

なぜか姉が大盛り上がりして私の名前や高校など個人情報を漏らしまくった。


そして姉がOと会ってきて「良い人だったわよ」と言った。

完璧丸め込まれてる!



姉は純粋で、明らかに悪そうな人でも「良い人よ!」と言い、何度も騙されてたのに

相変わらずだった。



親も反対するのに姉は会うのをやめなかった。


すでに姉は結婚していたので、姉とOが付き合うことはなかったけど

姉はまんまと掌で転がされていた…


私は姉にOに絶対会わないと言ったのに、

姉に屋形船に誘われ不審に思ったらOも来る事になってたり、

私の部屋の真下が空き部屋になったら姉と下見に来たりしていた。


姉も悪気がないからか、人の良さに付け込まれたのかOの味方になっていた…

お姉ちゃん勘弁してよ…


怖かったのがお風呂上がりに髪を巻いて窓を開けたら、外の電柱の下から私を見ていた!

めっちゃ恐怖だった。


しばらくは兄が送り迎えをしていた。


地元のお祭りに行くと、Oが木陰から観ていたこともあった。


結局、半年くらいストーキングされていた。




ちなみに高3の時にH君にOの話をしたら

「ストーカーじゃん!警察に言った方がいいよ」と言って心配してくれた。

ほんとに良い人だった。


淡い初恋は実らず終わったが

甘酸っぱい思い出になった。




【20代の恋。告白してないのに振られた!大恋愛と大失恋】



恋は人数重視と深さ重視の人がいる。

私は深さ重視。

不特定多数にモテたわけじゃないから強がりもあるかも笑




告白してないのに振られた?



22歳


兄と行きつけのゲーセンがあった。

その店員Sさん(7歳年上、ストーカーさんと同い年)が私のことを

「色が白くて好みなんです」と言ったらしい。


私はどの人か分からなかった。


ちょうどSさんは移動の時期で、兄に勧められ、洋裁が得意だった私は

お餞別に名前入りの巾着を作ってあげた。


その時に、連絡先を聞かれ交換した。



私に興味があるなんて、どんな人だろう?という好奇心で仲良くなる事にした。



Sさんが浅草のゲーセンに移動したので、仕事帰りに待ち合わせをした。


外で待ってると、見ず知らずのおじさんが私に、おいでおいでをしてきた。


なんだろうとおもったら「2万でどう?」と言われた。


まさかの援交のお誘いだった。

こわかった~~



Sさんが地元の店に戻ってきた。

仕事帰りに待ち合わせをした。


Sさんは母子家庭、お母さんが病気で経済的に支えていてお金がなかった。



私はSさんの好きなパウンドケーキやババロア、スイートポテトなどを作って差し入れしたり、夜の公園で食べた。



ある日の帰り道、「実は元カノが忘れられないんです。だから…」と言われて

目が点になった!


「えっ?わたし告白してないのに、なんで振られなきゃいけないんですか?」

と咄嗟に聞いた。


意味不明!まだ好きまで気持ちが募ってないのに‥

たしかにお菓子の差し入れとか私も誤解させたかもしれない。


告白してないのに振られた!


恥ずかしい!



またSさんは店が変わることになり、お餞別に手紙を書いた。


渡す時に「絶対、私の事好きになりますよ!」と言った笑


痛々しいな私。根拠の無い自信満々だった。



後日、Sさんから連絡があり、ディズニーランドに行った。


作戦成功!


そこで、Sさんから「ぼくはハーフで在日外国人なんです」とカミングアウトされた。


兄が国際結婚には反対だったので「あ~だめなパターンだ」とおもった。


でも、Sさんは何も悪くないし、告白されたわけじゃないから、そうなんですか

しか言えなかった。


Sさんとの微妙な綱渡りは2年続いた。




大恋愛と大失恋


24歳。


ある家族がサークルに入会した。


次男のK君は3歳年下のB-boys風の元ヤンキーだった。

色黒ではっきりした目鼻、小さい頃ジャニーズジュニアだったらしい。

人見知りなのか、ほとんど話をしなかった。



姉から電話がかかってきた。


K君のお母さんから、K君が私の事を気に入ってると聞いたそうで、

勝手に私の連絡先を教えたらしい。


「今から電話行くはずだから絶対でてね」

と言われた。


お姉ちゃんよ、毎度毎度やってくれるな…



K君から電話がきた!もーなに話せばいいのよ!?とれ思いながら電話にでた。


意外に話をして楽しかった。


まだ小学生だった甥を経由して私に話しかけていたと聞き、可愛いなと思った。



その頃、SさんにK君のことを少し話した。


直後、Sさんに、私に貸りた本を返したいから会いたいと連絡がきた。


貸したかうろ覚えだ。ちょっと怪しい。



その話を知ったK君が私達を尾行してくれることになった。



とあるショッピングモールのゲーセンで待ち合わせをした。


Sさんには悪いが、後ろからK君が見張ってた。



終始モジモジするSさん。「これは告白されるな」とピンと来た!


でも、2時間くらい何も言わないので、K君を待たせるのも悪いし、イライラしてきた。


「この後、待ち合わせがあるので」と言って帰ってきた。


すごすごと歩くSさんの後ろを、K君の自転車の後ろに乗った私が通り過ぎるという

ハプニングもあった。うぅ、罪悪感が…


Sさんからメールがきた。


「好きです。付き合ってください。自分がどうなってもいいくらい愛してます」

と。


冷静なSさんとは思えないくらい、情熱的な恋メールだった。



私はK君の話に触発されて取られたくない心理で告白されたようでイヤだった。



私は「マメに連絡をくれる人がいいし、Sさんとは恋愛観が違うから付き合えません」

と断った。



なおもSさんは「本当に好きなんです。あなたの為ならなんでもできます」

とメールしてきたので、K君と付き合うことになりましたと嘘をついて諦めてもらった。



恋ってタイミングがある。


仕事帰りに待ち合わせしてた頃なら多分付き合ってたのにね。


あとライバルがいると燃え上がるのはあるのかも。ロミオとジュリエット効果。




K君には高校生の彼女がいたけど、他の男と遊びに行ってはプリクラを見せてくるような子で別れたいと思ってたらしい。


私に告白する前に、彼女と別れたい。

ちゃんと別れたと知ってもらいたいからとK君が彼女に別れの電話をする横で

聞かされることになった。


気まづさMAX!!


K君が仕事が忙しくて会えなくなるとお決まりの別れの言葉を言ったら、「バイバイ」

と言ってあっさり彼女は別れてくれた。




K君に「結婚前提に付き合ってください」と告白され、はれて私達は恋人になった。


私は25歳、K君は22歳で若かった。



初デートはお台場だった。


姉もK君のお母さんも「初チューは観覧車たのてっぺんよ」と訳の分からない

圧をかけてきた笑


お互いめっちゃ照れながらアドバイスに従った。



K君は肉体労働だったが、仕事終わりに毎日会いに来てくれた。


急な橋をふたつ渡って、片道1時間くらいかかっていたにもかかわらず自転車で出来た。


最初は毎日はしんどいなと思ったけど、会いたくて会いたくてたまらなくなった。


朝、休憩、昼、休憩、仕事終わりとメールをくれた。

熱烈な愛情を感じて幸せだった。


私の為にタバコも辞めてくれた。



K君の誕生日には上野の帽子屋さんを巡って、似合いそうなカッコイイキャップを探した。

プレゼントしたら喜んでくれた。


後日、同じキャップをかぶってる人に遭遇したらしく

「それ上野の帽子屋で買った?俺、彼女からプレゼントされたんだ」と見ず知らずの人に

自慢したらしい。


元ヤンは怖いもの知らずだ。



名前入りのペアリングとペアネックレスも作って、いつも肌身離さず付けていた。



私の友達に紹介したら「愛さんの全部が好きです」と言ってくれ、

友達の前で恥ずかしかったけど、うるうるするくらい感動した。



お互いの家族ぐるみで親睦を深めた。

姉の家に皆で泊まることもよくあった。


一緒に泊まった日は、寝てるK君の顔を見ながら

「ずっと一緒にいたい。このまま時間が止まればいいのに」とか

「溶けてひとつになりたい」とか結構本気で思ったくらい愛しかった。



ここで大きな障害が立ちはだかった。


母や兄に結婚前提と言ったら大反対されたのだ。


両家とも地元で、お互いよく知っていたが、K君のお母さんの事を

あまり快く思ってなかったらしい。



K君はすごく家族想いだから悩ませてしまった。

ある日、ストレスが爆発したK君は「駆け落ちしよう」と言ったが、

私は親を捨てられなかった。



その頃、K君は教習所に通っていて「免許が取れたら愛を1番に乗せる」

と嬉しいことを言ってくれていた。


免許を取った日、「早く結婚したいのにできない」

現実にK君はブチ切れ、土手に行き心中しようと言った。

慌てた私は姉を呼んで説得してもらった。


姉は母に「娘の命が一番大事でしょ」と説得してくれ、私達は同棲できる事になった。



同棲初日、K君は正座をして「これからよろしくお願いします」と言ってくれた。


職人の彼の為に朝4時に起きてお弁当を作り、移動中に食べられるように

鮭のおむすびを持たせた。


料理は初めてだし、好きじゃなかったけど、好きな人のためなら頑張れた!



冬なのに、お風呂場で作業着を手洗いした。

6時間もかかって風邪をひいてしまった。


喜んでくれるならなんでもしてあげたかった。



ある冬の日、風邪をこじらせた私は寝込んでいた。


不吉な事にペアネックレスが切れた。


K君は帰りの電話で、これから妹とその彼氏が来ると言った。


えっ?私お風呂もはいってないから髪もベトベトだし、買い出しも行けてなくて

何もおもてなしできないよと言ったが、

気にしないでと。

そりゃ無理だわと急いでお風呂にはいった。



K君は帰るなり、私が1人でお風呂に入ったことを怒っていた

(毎日一緒に入ってた)


妹達が帰った後に「今度からもっと早く教えてねおもてなしをしたいから」

と言ったら、怒りだした。


理由は、うちの母は連絡なく(K君がいない時間に)差し入れを持って来てるのに、

俺の家族は事前に言わないとダメなのかと。


怒りが収まらないままK君は妹に電話し、「もう来るな!」と言った。


驚いた妹がお母さんに電話をかわり、今からお兄ちゃん夫婦と迎えに行くから

帰ってこいと言われたらしい。


えっ!親が来るの??それならうちも母と兄を呼ぶからと両家の家族が集まった。



K君は「もう好きか分からない」と言った。


話し合いをしている途中で、私は息苦しくなり息が吸えなくなり倒れてしまった。

過呼吸だった。死にそうなくらい苦しかった。


でも、K君は駆け寄ることもなく、家族に連れられ実家に帰っていった。


私はふたりの部屋には今はいられないからと一旦、実家に帰った。




翌日、荷物を取りに帰るとコタツの上に、誕生日にプレゼントしたキャップと

ペアリングが置いてあった。


ドラマの演出みたいだった。私はむせび泣いた。




しばらくして、私はやり直したいと電話をした。


K君と再会して、「すぐよりを戻すより、しばらく様子を見よう」と言われた。


思えば、これが失敗だった。




初めてのバレンタイン


大雪警報が出る中、自転車で待ち合わせ場所に行った。


お金が無いふたりでよく行ったのは漫画喫茶だった。

満喫で小声で話をしたり、寝転がったりした。



4月


私は転職をし、K君の実家近くに勤務した。


仕事帰りに会えるのが嬉しかった。





私の誕生日にトップスを選んでくれ買ってくれた。

初めてのプレゼントが嬉しかった。


その日、K君は夏風邪をひいて熱が出ていたのに来てくれて、愛を感じた。




しばらくして異変に気づいた。

付き合ってる時は携帯の暗証番号を教えてくれ、いつも見えるところに

携帯を置いていたのに、トイレにまで持っていくようになった。


いけないと思いつつ携帯を見たら、ゲームの出会い系をやっていた。



あろうことか、サークルの衣装で決め顔の写真。


グループ名もハッキリ写っていて、売名行為をしてるような憤りに襲われた。

(姉がリーダーをしていた)



しかも、私には甘え過ぎと言っていたのに、メッセージ欄には「甘えてくれると嬉しいな」

と書いてあった。


言ってること全然違うじゃん…




携帯を見たことがバレた。勝手に見た事は謝ったが、サークル名が分かるのが許せなくて、

思わずビンタをした。


人生で初めて人を叩いた。


K君は「殴ることねぇだろ」と言ったが

私は「殴られるようなことした方が悪い」と言ったら、しゅんとした。


もうやらないという事で話は終わった。



はっきり彼女じゃない関係が辛かったし、怒る立場じゃなかったかもしれない。


かといって、復縁を迫る勇気もなかった。





お弁当を持って動物園に行った。


バスでK君がメールをしてる画面が目にはいった。


ハートマークがいっぱいついてた。


誰から?と聞いたら、母親からだと嘘をつかれた。


どう考えてもお母さんがハートマークを息子に送るキャラじゃなかった。


喧嘩になった。


帰りに、K君は頭に血が上って、道路に飛び出そうとしたので必死に止めた。



私は思わず「私達の関係ってなに?体目当てなの?」と不安をぶつけたら


「あぁそうだよ」と捨て台詞気味に言われた。


置き去りにされた私はひとり駅で泣いた。




それでも好きな気持ちは変わらなかった。


もしかしたら執着心だったのかも?




その後、K君の休みの日じゃなく、仕事終わりに突然呼び出されるようになった。



完璧に「都合のいい女」扱い。



ただ体を求められる事はなく、泊まっても一緒に隣で寝てくれるだけでいいと言われた。


正直、違和感を感じた。



2回目のバレンタイン


突然連絡がきて、会いたいと言われた。


その日は、ふたりの付き合った記念日。(毎月ある記念日)


記念日覚えててくれたんだ!と飛び上がるくらい嬉しかった。



K君は初めて車で迎えに来てくれた。


「免許を取ったら1番に乗せる約束だったちゃんと守ったよ」と。



行先は初デートしたお台場。あぁ思い出の場所も大切にしてくれると思った。


夕飯を食べた時、「これから仕事で海外に行くんだけど、俺が外人と結婚したら

どう思う?」と聞かれた。


本音を言えば、イヤに決まってる。でも、前に甘え過ぎと言われたし、

大人のイイ女ぶりたかった。


「K君が幸せになるならいいんじゃない」

と精一杯背伸びをした。


K君は、将来、独立して起業したいと言ってたから、私はパソコンスクールに通い、

資格を取り、4月から事務で働く予定だった。


もし、起業したらサポートするねと言ってたら、もっと気持ちが伝わったのかな?


帰り際、バイバイのキスを避けられた。

あぁ、もう会わないんだろうなと、なんとなく分かった。




それから、K君と全く連絡がとれなくなった。


海外に行くから忙しくなるって言ってたけど、肉体労働だから怪我をしたのかも?


ちょこちょこメールや電話をしたが音信不通。



振られたなと思いつつ、K君がどこかで幸せに笑って暮らしてたらいいなと

願う気持ちもあったが、連絡は止められなかった。




半年後


やっと電話にでた!!


私もいい加減、しつこいし、執念が怖いと今ならおもうが、

その時は会えなくなるなら理由が知りたかった。



K君はキレ気味に「結婚して子供がいるんだよ!もう連絡するな!」と言い捨て、

電話を切られた。


だって、2月に会った時にそんな事言わなかったじゃない!


子供は10ヶ月経たないと産まれないし、会わなくなって半年で計算合わないよ!


一体どういうこと??頭がパニックだった。



はっきり恋人といえる関係ではなかったけど、ちゃんと別れの言葉を聞いてれば、

もっと早く前を向けたのに…


ずるいよ。



二股といえるかも分かんない。


ただ、真実だと受け止めたくなかった。


K君といた1年半はなんだったんだろ…




K君の親戚が亡くなり、私も姉も仲が良かったのでお通夜に行った。


その時、K君と再会した。隣には外国人の妻と大きくなった子供もいた。


姉が気を使って、話をしたら?と言ってくれたが、私は「話すことは何も無いから」

と断った。



いつだって現実は残酷だ。



K君の妹が「愛ちゃんとは別れても友達でいたいと言ってたんだけど、

奥さんにバレて携帯を壊しちゃったから連絡がつかなかったんです

とフォローしてくれた。


フォローはありがたいけど、別れ話すらされないよ。


そもそもいつまで付き合ってたかさえ分からない。


電話帳とかのデータはチップに残ってるはずじゃない?それすら壊したわけ?



更に妹に「愛ちゃんと結婚して欲しかった」と言われた。



気持ちは嬉しかったけど、今更何を言われてもK君が選んだのは別の人だから仕方ないよ。

「そっかぁ…」しか言えなかった。



例えひとときでも、真剣に愛し愛された。その時間は確かにあった。


そう自分を励ましたが、それから7年は引きずった。



K君との思い出の曲は、湘南乃風の「純恋歌」私の為だと、よく歌ってくれた。


K君からの電話の着メロだった。


「初めて一途になれたよ」この歌詞が虚しく胸をかすめていった。



心配した友達が婚活パーティーに誘ってくれたり、合コンに行ったりもしたが、

私には向かなかった。


なにより心が晴れなかった。




【30代の恋。ハズレだらけの婚活と穏やかな結婚】



20代は一人の人と向き合ったスパンが長かった。


同時進行で他に出会いを探したら?と言う友達もいたが、

未練タラタラの私にはできなかった。


K君との大失恋から、男性不信になっていたのもあった。



ハズレばかりの婚活


出逢う人は、自分と同じレベルという人がいる。


あながち間違ってないかもしれないけど、失敗ばかりだとヘコむ。


見る目のない自分に、その人と釣り合う自分のレベルに。




33歳


ゆるく婚活を始めた。



婚活パーティーは外見が良くない私には不利だった。


私は中途半端なぽっちゃり。普通のパーティーなら太ってるし、

ぽっちゃり婚活だと痩せてるらしく、どちらも全くモテず、成果が出ない。


フリータイムのあるパーティに行けば、私だけ誰も来ない時もあった。


個室で区切られたパーティにも行ったが、ビジネスの話がしたいからと

同業者としかカップルにならなかった。


私、こんなにモテないのか…と自尊心はガタガタ。




狩場を変え、ネット婚活にした。


身分確認をしないサイトでは、会ってもいないのに「好み」とベタ褒めする

怪し過ぎるパターン、


最初から性経験を聞いてきたり、


LINE交換したら、乱行パーティと思われるホテルの部屋に誘われたり、

最悪だった。



いくつか登録した中で、身分証明書の提出が条件のサイトの方がマシだったが、マシ程度。


自分は貯金があるんです自慢をしてくる人、


一回目のデートでお触りしてくる人、


夜の公園に連れ込もうとした人、


外見ベタ褒めでプールや温泉に誘う体目当ての人、などなど。



婚活って人間ウォッチングとしてなら面白い。


でも、結婚は一生の選択。


お互い選ぶ権利があるし、結婚したいからといって、誰でもいいわけじゃない。




運命の出会い



とある婚活イベントで知り合った人に紹介されたのは、Yさんだった。


Yさんは背が高くて、海老蔵似のイケメン。3歳下

(奇しくも元カレと同い年、なにか縁があるのかな…)


好青年だけど、無口でニヒルな印象。紹介者からは「ポーカーフェイス」

と聞かされてたけど、ふっと顔を横にして笑う瞬間を見逃さなかった。


な~んだ笑うんじゃん!良かった!と思った。


興味のある話題には食いつく一面もあった。


紹介者に促され、私から連絡先を聞いた。


後日、話題に出た焼肉屋さんに行きたいと言ったらOKだったので、

デートだ!と喜んだのも束の間、Yさんはもう一人の男友達Iさんを誘ったという。

撃沈……


私も女友達を誘い、2対2で会ったが次の展開には行かなかった。



その後、数回、複数人で会ったが進展せず…


私はパソコン関係に詳しいIさんと仲良くなり、私の実家にも遊びに来たり、

いい感じかなと思った。



34歳のバレンタイン


Iさんにチョコを渡した時、仕事が忙しいので会う時間が取りにくくなるかも

とお馴染みのパターンがきた。


(玉砕ばっかなのにバレンタイン好きだな私)


案の定、連絡がつかなくなった。




ホワイトデーの頃、Yさんに連絡をし、Iさんがどうしてるか聞いた。


人の良いYさんは私のことを聞いてくれたが、Iさんは「いまそれどころじゃない」

と返事をくれたと。


じゃもう結構です!!となった。


この頃、IさんはYさん含め、仲良くなったメンバー全員と連絡を絶った。


私とは無関係みたいで、事業がうまくいかなかったと風の噂で聞いた。

私のせいじゃなくてほっとした。



たまたまYさんが好きそうな映画を観た話を振ったら、話が盛り上がり、

毎日LINEするようになった。


私から積極的に、だけどウザくない程度を意識しながら。



Yさんは新海誠監督の「秒速5センチメートル」が大好きで、私に観て欲しいから

DVDを貸しますと乗り気だった。



かくして2人で会うことに。一応デートと呼べるのかな?


あんなに無口なYさんと3分でも会話続けられるかな?と不安に感じたが、

LINEで心を開いてくれたYさんは、しゃべるわ、しゃべるわ、8時間話をした。


しかも、話てて楽しかった。



DVDを返す時に会うという口実ができたので、2回目に会うのはすんなり決まった。



その間も、毎日LINEをした。



時たまYさんが、どこどこの新商品が美味しそうと言ってくるから、


「じゃ行きましょう」というと、「行けたら行くよ」と必ず言う。


デートに誘ったわけじゃないなら、何の為に連絡してくるんだろ…謎だらけだった。



Yさんと下ネタを話すくらい仲良くなった。

Yさんは国語が得意と言ってただけあって、言葉選びが秀逸。


欲求不満を「日本最大の活火山、富士山が噴火しそう」とか表現するので、

面白かった。



男友達のアドバイスで一回だけ駆け引きをした。

毎日LINEしつつ、1日だけ連絡しない日を作った。


1日半待ったけど、Yさんから連絡はなく、我慢できずに。。私から連絡してしまった。


後に、この日は連絡ないなと気になったと言っていたので、有効だったみたい。



ひとつ問題が。Yさんには結婚願望がなかった。残念だけど、仕方がない。

婚活を続けた。



ネット婚活では、数人とデートしたが、誰といても楽しくなかった。


婚活で知り合った人とのデート中、「私が一緒にいたいのは、Yさんだ!」と悟った!



2回目に会った時、厚かましくも、「もうすぐ私の誕生日だからお祝いして」と言った。


ドライブに行く事になった。



誕生日3日前、深夜にLINEをしていたら、

「彼氏に立候補します!」とYさんに言われた!!


私は飛び上がるくらい嬉しかったけど、

「私は結婚願望があるから、1年付き合って結婚する気にならなかったら別れましょう」

と言った。




婚活女子にとっての

1年は貴重だ。



思えば、私からちゃんと好きになったのは、Yさんが初めてだ。


Yさんは元々、私は好みじゃなく、話してて好きになったらしい。


お言葉ですが、Yさんと会わない半年の間に10kgのダイエットに成功して、

初対面の頃よりはマシになったはず…プライドがたがた。


でも、年齢を重ねれば、どうしても外見は衰えるから、

内面を気に入ってもらえた方がいい。



初デートはスカイツリー、ディズニーランドとハシゴした。


早速、ペアリングも買った。お揃い好きな私、笑


今回はペアネックレスは買わなかった、また切れたら困るもんね。


よくYさんの仕事帰りに会いに行った。


私達は休みになると、2泊3日でずっと一緒にいた。


時々、お互い友達と遊びに行ったけど、ふたりでいるのが楽しいし、

気兼ねしなくて居心地が良かった。



3ヶ月目


群馬のロックハート城で、Yさんに「結婚しよう」と言われた。



Yさんは、「その前にお試しで同棲したい」と言ってきた。


まず共同貯金を始めて、お互いの家族にきちんと挨拶をした。


今回は私の家族も賛成だった。



同棲が始まった。


やっぱり、いつも好きな人と一緒にいられるのって幸せだなと感じた。



喧嘩する時もあった。


Yさんはゲームが好きで、私が一生懸命、結婚式とか大切な話をしてるのに上の空。


「人と話す時は、ちゃんと目を見て!」と何度言っただろう。


「大切な話をする時は、最初にそう言って」と言われ、不本意ながらも同意した。



YさんはK君とは違い、価値観が違っても、冷静に話し合おうとしてくれた。


この人となら結婚できると確信した。



両家の顔合わせも終わり、1年記念日に入籍した。


Yさんは夫になった。





今年で結婚して3年目。


喧嘩もしながら、割と仲良くやっている。



夫とは思い出の曲がないが、結婚後に夫婦でTHE RAMPAGE from EXEILE TRIBEの

大ファンになり、一緒にライブに行ったり曲を聞いたりしている。


「Only one」の「君を幸せにするそれが僕の幸せだと思える」という歌詞にあるように

お互いを大切にしたい。


これから先、どんな事があるか分からないけど、ふたりで乗り越えて行けたらいいな。





恋は万華鏡のように形を変えていく。


男も女も出会う人によって運命が変わっていく。




最後までお読み頂き、ありがとうございます!












































































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