節電虫の誕生 4.3.2.2 第二次ヒヤリング審査(2)、プレゼン内容

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待機時間というものはあまり気分の良いものではありませんが、幸い、その間に節電虫(益虫)にご関心のある方に面会する用事もあり午後一時からの審査にはあまり余計なことを考えることなく臨むことができました。

一色尚次東京工業大学名誉教授を審査委員長とする29名のそうそうたる学識経験者で構成される審査員の前で説明のために与えられた時間は予定通り8分間でした。

審査員の方々にはすでに第一次の書面審査を経て、節電虫(益虫)をある程度は知っていただいていたはずでしたから、あまりくどくならないように心がけながら節電虫(益虫)の優れた省エネルギー機能、データ、特許性、汎用性などを説明しました。

人前での発表は東洋紡勤務時代に研究発表や、趣味のクラシックギター独奏会などを除いて久しく行っていませんでしたが、会場を一回り見渡す余裕も失われてはおらず、自分の考えていた以下の内容を説明させていただきました。

* 電力消費、待機消費電力が景気と関係なく右肩上がりであること。

* 一般家庭では総電力需要の10-15%が種々の待機消費電力であること。

* 94年10月9日付け日本経済新聞論説「情報化が地球環境に重荷?」の紹介と家庭用ファクシミリの電気使用量の内99.3%が待機消費電力消費によるものであること。

   事務所で使用中のファクシミリ稼働率の低さと待機消費電力消費量の大きさのアンバランスを指摘すること。

* 節電虫(益虫)が接続機器のスイッチをオンする動作原理の説明。 

* 節電虫(益虫)自体の待機消費電力消費はゼロであること。 

* 実機による消費電力データの説明。

   ファクシミリ以外の実験例の紹介。

   節電虫(益虫)の導入例、使用例の紹介。

   外付型の限界、内蔵化の重要性と消費者への利便性向上についての課題の説明。

以上の内容をオーバーヘッドプロジェクターフィルムで作成して制限時間の約8分で説明いたしました。

一色選考委員長もエネルギーゼロで節電虫(益虫)が動作するという論理は考えられない、と言われましたが、私は前述の通り、節電虫(益虫)というこの節電装置が電話のベルをならす回線電流を瞬時だけ使い、節電虫(益虫)に接続しているファックスに電源を入れて、その電源を通信中に保持する仕組みを説明しました。すなわち、ベルを鳴らす電流を直流変換してスイッチング回路をオンするためのトリガーにしたことを説明しました。

回線電流の利用については、NTTの回線電流を盗用することになるのではないかという懸念がありましたのでNTTの知人にも相談し、電話などの通信機器の動作開始に使う場合と同じであり瞬時の使用であり恒常的な使用ではないために盗用には当たらないということを確認していました。

審査終了後、2名の審査委員である明治大学教授及び(財)省エネルギーセンター関係者より賞賛の言葉をいただき、早速節電虫(益虫)購入の意思表示もいただきました。

節電虫(益虫)はファクシミリに接続するだけで約60万世帯(私の住む尾道市、と広島県を代表する福山市、広島市の合計世帯数とほぼ同じで人口は合計約160万人)の電気をまかなえる量であることを試算していました。

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節電虫の誕生 4.3.3. やった!

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