節電虫の誕生 4.3.5 表 彰 式

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(財)省エネルギーセンター会長賞の受賞確定から6日後の1997年1月29日(水)午前、東京都千代田区北の丸公園の科学技術館には平成8年度(第7)「21世紀型省エネルギー機器・システム表彰」(省エネバンガード21)で表彰される会社、関係者が次々と集まってきていました。

私は父親と二人で前日から上京し、東京駅近くのホテルに宿泊していました。表彰式開始時刻の午前10時20分には充分に間に合うようにホテルを出た私たちは午前10時頃に会場に到着して受賞者(社)に指定された席に腰をおろし、場違いの席にいるようで、落ち着かない気分で表彰式の開始を20分ほど待ちました。

授賞式を待っている間や授賞式に間に、開発作業開始から2年7ヶ月を経た開発作業や販売の苦労の場面を具体的に特に思い出すようなことはありませんでした。

むしろ、表彰式の対象に選ばれたことは東洋紡勤務時代に仕事の進め方を教わり、指導していただいた多くの方々、国内留学時代にお世話になった大学の研究室の教授をはじめとする多くの方々、そして無謀とも思える異分野の開発に、特に資金面、経理面で、二人三脚で取り組んでくれた妻の顔が次々と思い浮かびました。感謝しかありませんでした。

「21世紀型省エネルギー機器・システム表彰」(省エネバンガード21)表彰式はその前にエネルギー管理功労者や優良工場の表彰式、ポスターや小論文今キュー留優秀作品表彰式などが行われました。

そして、いよいよ(財)省エネルギーセンター会長賞を受賞した11社が表彰される順番となり、リスト掲載順に会社名と代表者の名前がアナウンスされました。「SOD(スイッチ・オン・ディマンド)節電虫(益虫)」と「(有)ケイ・イー・シー」もはっきりとアナウンスされました。

アナウンスされた表彰対象者(社)は一列に並び、代表として三洋電機(株)が(財)省エネルギーセンター会長賞賞状と盾を受け取りました。

表彰式の間の動きはすべてビデオカメラ及びカメラで私の父親が撮影して記録に残してくれました。一生の良い思い出です。

このようにして11時50分に表彰式が終了しました。

この「21世紀型省エネルギー機器・システム表彰」(省エネバンガード21)表彰式で(財)省エネルギーセンター会長賞を受賞できたことで、私は、何事も一生懸命に素朴に、山や谷がいくつあろうともへこたれず、沈まず、前向きに取り組めばそれなりの結果がついてくる、ということ実体験しました。これは実業で私が開発や生産に直接に関与して、初めて体験した、本当に苦しいけれども、非常に嬉しく貴重な経験でした。

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