世界最高のリベンジNo34 最終章
一方的な説教は約3時間続いた。
私は、今までの恨みの全てを 今とばかりにラゴンにぶつけた。
気がつけば照り付けていた太陽も、西の空へ遠のいて行った。
それでも、倫子から私への謝罪の言葉は一度も無く、
反省する様子すら感じられなかった。
でも、ラゴンと倫子はお互いの化けの皮を剥がされて、
取り繕った外ズラと全く違う実態を知り
驚きが隠せなかったと思う。
私も倫子の本性を聞いて、世界で最低のパートナー!と思ったが、
アベンは私以上に、ラゴンが宇宙最悪のパートナーと思ったようだ。
アベンがラゴンに吐き捨てるように言った。
ア 「お前ー! 今後もしお前の家族や嫁さんを
大事にせんかったら俺が絶対に許さんからな!
分かったかー!!!」
「俺に関係なくても、
カレンさんから連絡もろたら
絶対にボコボコにしに行くからな!」
よう覚えとけ!」
アベンは、私が言った信じられない内容を聞いて、
(ラゴンが私に今までしてきた悪事)
本気で腹が立ったんだと思う。
「コイツ!浮気どころか、今まで
どれだけ酷い旦那だったんだ!!」と、
自分のことより私に同情してくれたんだろう。
・・私は本当にその言葉に救われた。
ラゴンは蚊の鳴くような声で
「・・・はい・・・」
と 答えた。
その瞬間、私は心の中で
(よおっっっし!!!!)と
ガッツポーズをした。
こうやって・・・
私の世界最高のリベンジは、アベンのお蔭で想像以上に大成功した。
私一人では、とうていここまでのビッグリベンジは出来なかったと思う。
世の中には真面目に人生を生きて、真面目に子育てをして居る素晴らしいパートナーを平気で裏切って不倫をする人が一杯いるけれど、
私みたいな気の弱い人間でも、最高のリベンジをして
不倫三昧の旦那を ギャフン と言わせて
チョースッキリした人間が居る事を知って欲しい!
その後、どうなったかは・・ご想像にお任せします。
最後に・・・
~私のストーリーを読んで頂いた方、本当にありがとうございました~
KAREN
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