世界最高のリベンジNo33ダブル不倫の悲劇

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倫子の化けの皮がはがれた所で、

ラゴンの最悪な化けの皮もはがしてやろうと思った。

それが、お互いの一番恥ずかしい知られたく無い実態だから。

外面だけのラブラブのお互いの本性。

そして、お互いのパートナーにボロカス言われるミジメな姿。

不貞を働いた2人の行きつく果。


そして、私は何かが乗り移った程、恨み辛みの言葉がどんどん出てきた。

リ 「モラハラ、DV,最悪の旦那のクセに挙句の果てにダブル不倫?

   それも、一体何回浮気すれば気が済むの?

   最初は独身、次はバツイチ、今度はダブル不倫!? 
 
   旦那さんも子供も居る人と良く平気で不倫できるね! 

   何度も言ったよね?旦那さんに言うよ!って。

   何で再三注意したのに辞めなかったの?」

ラ 「・・・・・・・・・」

ア 「お前、何か言わんかい!何で何も言えんのんじゃ! ナメとんか!

   お前、よう覚えとけよ。オレは怒ったら何するか分からんど!

   人の嫁に手出しやがって!」


アベンは、元々優しい性格だから暴力までは振るえない。

これが、もし逆だったら・・・ラゴンだったらボコボコにするだろう。

私も、倫子には直接文句を言う事はしなかった。
私はそこまで落ちていないから。
よくよく考えると、私達みたいに優し過ぎる相手だから、

こんなバカなカップルが出来たんだ。

人の優しさを利用して、最悪の2人だ。

こんな2人には徹底的にお灸をすえないといけない。

生半可なお仕置きでは懲りないから。

そして、私は言った。

カ 「あのね、何も言わなくても全部調べが付いてる!

   毎週毎週、ここに車停めてホテルに行ってたのも、

       写真を貰ってるから。(探偵をにおわすハッタリ)

 今日も、真昼間から嬉しそうに2人で何処に行ってたか知ってるし!」

   「自分の口から言わせてあげるから、言ってみぃよ!」

ラ 「・・・・・・」

リ 「・・・・・・」

 「そりゃ~言えんわなぁ!

    皆、休みで掃除したり家の事したり、汗流して働いてんのに。」

ア 「お前らは独身か?」

カ 「いい年したオジサンとオバサンが、

         若い子みたいにホテルに行く?

             気持ち悪くて吐きそう。最低」


まだまだ、3時間。この修羅場が続いた。   

   真夏の炎天下の駐車場で!

        クラクラ~~。

世の中には、ゲス男ゲス女が一杯居ると思うけど、

そんなバカ男女の配偶者は一番の被害者で、

被害者なのに、一番イヤな思いをしたり、

イヤな言葉を口にしたりしなければならない。

私とアベンの場合、2人がホテルに行った直後、

会ったわけだから、それはそれは気持ちが悪かった。

生々しい2人が不潔すぎる。

こんなオバサンを抱いていたのか!と思うと、

2人でどっかに行っちまえ!!と思った。

アベンも、同じ事を考えていたらしく、倫子に言った。

ア 「お前、服もシワシワやし化粧も取れてしもとるやないか!」

     その言葉を聞いた倫子が耳を疑う言葉を口にした。

リ 「そりゃ、ジムで走ったから汗かいて取れるわっ!」

???????

何だとー??? 

頭狂ってるのか?

この場に及んで、まだ嘘をついて?

全部、ばれてるのに、まだ嘘の言い訳をするなんて・・・この人・・


    引くわ!


流石のアベンもバカ嫁が恥ずかしくなったんだろう。

ア 「お前何言うとんじゃ、ジムなんて行ってないやろが!嘘つくな!バレとる言うたやろが!」

と、お腹のあたりを手の甲で叩いた。(軽くだよ)

すると、倫子は

「暴力はやめて~~」  と座り込んだ。

イヤイヤ、暴力なんてもんじゃないじゃん!!全然痛くないしー。

しかし、この体制が倫子にとっては都合が良かった。

私達に顔を見られないように、そして目線を合わせないように

座ったまま全く体制を変えないで

ず~~と下を向き顔をあげなかった。

おまけに、その瞬間から 

「はぁ~はぁ~はぁ~」

大げさな見え見えの芝居を始めた。

そして、その芝居がドンドン大げさになり、

熱中症!と見せかけた芝居を始めた。

「はぁ~はぁ~ふぅ~~はぁはぁはぁ・・・み、水…水・・水持ってきて。」

もう、アホ過ぎる!

頭が悪すぎる!

まるで、幼稚園以下の知能だ。

都合が悪い事から逃げ出そうと、嘘の芝居をするなんて!

それも、ヘタ過ぎる芝居、息遣いが嘘っぽすぎて周りが呆れる。

水だと~~?  そんな身分か!

勿論、無視はしたけど、

私とアベンが逆光でガンガンに暑くて、ラゴンと倫子が木陰に居るのに

なんで、倫子だけが熱中症になるねん???

それに、毎週ジムに行ってランニングマシーンで走ったり、

真夏に何度もマラソン大会に出たりするゲス女が、


そんな弱いワケないじゃん!


運動オンチの私の方が、体力ないわ!

私とアベンが立って、話をしてるのに、何でこの人だけ座れるんだろう?

やはり、世間一般の常識が無い不倫女は、こんな所でも呆れる行動をする。

どうして、こんな最低の相手に関わらなくちゃならないのか?と思と、

又ラゴンにムカついてきた。

すると、アベンが 

ア 「お前ら2人、結婚せいや! 

     こんなバカ女くれちゃるわ!慰謝料はしっかり貰うからな!

        家もやるから、ローンも全部払え!払えるもんならな!」


私も同感だった。

カ 「どうぞどうぞ、こんな旦那最初から冷めてるし、

           何処へでも行って!誰も困らんから」

ア 「お前ら2人、似たもん同士お似合いやわ。

   本性を知った上で、2人で幸せに暮らせ!」


ラゴンは 「いや・・・そんなんは無い・・・」 と言った。 

イヤだと言われても、

もう本当にこんなミジメな男は私は要らない!と本気で思った。

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世界最高のリベンジNo34 最終章

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