第5章 節電虫(益虫)の両親 5.2 父親の横顔(1)化学屋、英語屋
節電虫(益虫)がNTT廃棄物を母体として誕生したことは述べましたが、父親役の私が何者なのか。電気や機械または通信機器関連のバックグラウンドを持った人間でなく、電気や電子には素人であると何度も述べてきました。
実は、私は節電虫(益虫)の開発に関わる1994年までは以下のような経歴を持っていました。
昭和40年 東洋紡績株式会社入社、岩国・大阪・守口各工場・研究所配属
昭和48年 京都工芸繊維大学国内留学終了(工業化学科研究科修了)
昭和51年 東洋紡績株式会社退社
昭和52年 サンディエゴ州立大学短期留学終了(英語言語学修了)
昭和52年 (有)ケイ・イー・シー設立、英会話・英語講師
昭和54年 技術翻訳(英語・独語・仏語・中国語/化学・生物・機械・電気)
一般・技術通訳(英語・中国語/一般・工業)開業
昭和58年 そごう文化教室中級英会話講師
昭和62年 文部省認定実用英語検定試験二次面接試験官
平成 2年 国際ビジネス企画支援業務開業、T社フィリピン進出企画・支援
平成 5年 広島県国際経済交流協会国際技術アドバイザ- 広島弁護士会司法通訳
平成 6年 第一回四川省絹産業技術指導実施(南充、広島県派遣事業)
すなわち、一口で申し上げれば、化学屋&英語屋でした(今でもそうですが)。そして、化学屋として以下のような研究や開発関係の仕事にたずさわっていました。
1.シルキ-繊維及び全繊維の染色、仕上げ技術研究
2.ポリエステル繊維の難燃性捺染仕上げ技術研究(特許)
3.界面縮重合によるナイロン66グラフトクロロプレンゴムの合成(新発明)
4.その他、染色、仕上げ加工技術、高分子合成研究多数
そして、英語屋としては次のような翻訳の仕事を行っていました。
1.睡眠中の脳波記録-児玉博士、論文 (英訳)
2.自然睡眠児童脳波の記録方法に関する研究-児玉氏、博士論文(英訳)
3.紙による摩擦評価試験機械-D.D.ロブソン博士、研究報告 (和訳)
4.二面研磨魔耗の総括-M.A.モア、研究報告 (和訳)
5.カ-ネ-ション、ユリの栽培技術、技術指導書 (英訳、和訳)
6.単結晶シリコン(太陽電池用)引上装置、カタログ (英訳)
7.塗装、乾燥機械、カタログ (和訳)
8.電気量計に関するアメリカ規格書 (和訳、2000年の仕事)
9.会社、組合案内 多数 (英訳)
10.その他、文献、取扱説明書翻訳多数
通訳の仕事もしていますが、いずれにしても、1994年頃までは通信機器や電気・電子機械装置の開発とは縁遠い存在でした。
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