機能不全家族。アダルトチルドレン。エヴァンゲリオン。そして繰り返す。話。

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 私の人生、エヴァンゲリオンで例えると綾波レイ。またはマリかな。


 過去を話したがらない。ところが私にはある。私は機能不全家族。裕福で金持ちの自営業の実家に生まれ、更地にするのに4000万かかるといわれてもポケットマネーですませられる祖母を持つ。ド田舎の村なのだけど、バブル時代の資産と貯金としか言えない。

 その家業も、東北大震災でぱあっと打ち上げ花火のように散る。

 絶対服従の祖父母たちがいて、父親は祖父母である自分の両親に逆らえない。その代わりに全部祖母がお金を全て支払う。自力で払わないから月給がお小遣いの父親。

 家も祖父が一括で購入して、大工さんに頼んで格安で建てる。2000万くらいの家。9LDKじゃないかな、中身。横に長い。土地も無駄にあるから小学校なみに面積ある。正面入ってから事務所の前を通り抜け、工場の前を通り抜け、自宅につく。
 それが、私の普通で、家が大きいとか金持ちとか自覚したのは、イジメにあってから。

 イジメにあってからは、私は無表情の綾波レイと化した。祖父母は【恥を欠かすな。ちゃんとやれ】が口癖。私の気持ちより自分の体裁。

 両親はアダルトチルドレン。自分のことばかり。いやきっと両親なりに親になろうとしたけど、幼稚なところがあるから自分のことで精一杯で、子どもを護ることをしなかった。

 なので、私はサバイバーとなる。生き抜くために、他人に守ってもらったり、可愛がられるように、いつも相手をよく観察して、相手の欲しいものやして欲しいことに瞬時に気づいて動く癖がついた。


  そうこうしているうちに
Storys.jpにも書いてある、祖父の事故死。高校1年生。その頃から私はこの心に溜まる感情を【文章に起こす】ことで賞をもらうことが多くなる。私の感情は、全て文章にのる。話すより文字にしたほうが、私は感情を表せるようだった。



 社会人になり、歯科衛生士になり、舞台女優も経験して、小劇団や舞台の裏方のお手伝いを休日にした。休みがなくなったし、居酒屋のバイトや派遣スタッフもしたけど、芝居をしているときが、1番楽しかった。

 私はよく笑うようになったし、感情を【演技】で外に出すことを覚えた。【文章】のつぎに楽しいのが【演技】だった。

 【声劇、演劇】に、はまり、観覧しまくった。舞台からミュージカルから。

 めちゃくちゃ笑った。笑うって凄い生きていることを実感する。この頃恋もした。振られたり、好きになったりするのが楽しくて、結婚を申し込む人もいたけど、恋愛が楽しくて断っていた。

  そのあと、29歳になるまで今度は結婚しようと言われなくなるのだけど。選べるうちに結婚すべきなんだな、と思う。

 31歳で結婚するのに、祖母がそろそろ世間体的に結婚を、となって、とりあえず結婚して生活を安定させないと怒られる。曾孫を見せないと怒られる、そうおもって、結婚をしてしまう。

 今の主人を、ちゃんと好きだったのかわからない。最低だけど、おばあちゃんに怒られたくなかった。

  それが、本音だ。

 もしも、機能不全家族じゃなくて、親が子どもをしっかり守ってくれてて、温かい家庭をみて育ってきたら、きっと結婚に対する考え方も違ったんだろう。

   エヴァンゲリオンを観ていると、シンジくんもそう、アスカもそう、綾波レイも、そう。ミサトさんもそう。

  みんなみんな、家族に対して歪んだ感情がある。欲しくてたまらない愛情を求めてる。でもそれは、貰えなくて。ミサトはそれで性に走っている描写があるし、アスカは異常に成績に拘る。綾波レイは、命令に忠実。


 虐待、ネグレクト。
  シングルマザー。
シングルファザー。

 離婚、再婚が増えて、バツイチも珍しくない。再婚相手が異性の相手の子どもに性のいたずらをしたり、虐待をしてしまうこともある。

 エヴァンゲリオンは、私が高校生のときにやっていた。それがオリジナルだと思う。

  私はもうすぐ40歳になる。
 エヴァンゲリオンの呪い。
  完結、する、のだろうか。
 私が生きているうちに、どうか完結して欲しい。死ぬに死ねない。結末気になって。

 

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