パラサイト。韓国映画。叔母が実家にこだわり続けている理由の話。

前話: 機能不全家族。アダルトチルドレン。エヴァンゲリオン。そして繰り返す。話。

 私の父方の姉は、美しい。

 小林幸子を彷彿させる。体型維持、美意識、短大までしか出ていないのに英語力。人当たり。嫌いなひとであろうと笑顔で対応。ただ、自分の忠告を無視した相手に対しては容赦しない。アメリカのトランプ大統領の女版。

  自分に楯突くやつは、誰であろうとも問答無用。徹底的にぶちのめす。二度と逆らう気が起きないくらいに叩きのめす。完膚なきまでに。



 それが、よりによって、私の叔母だった。
  外見が美しく、微笑むとこの人に認められたい、好かれたい、誰もが思う。サイコパスな中身には、誰も気づかない。いや
気づいても

もうその時は遅いのだ。まるで蟻地獄。


 吸い込まれていく。砂の土砂の中に。もがけばもがくほど、依存していく。沼。


 私はこの叔母が
私が赤ちゃんのときから私の記憶のページにいつも登場する。それがおかしいことに、大人になってから気づく。

  いやいや、嫁にいったのに、ほぼ毎日実家に顔だししていたりする。たまに来ない時もあるけど、1週間に1度はみる。

  そりゃ実家から徒歩5分の所に家があるのだから。そうなんだけど、それでも実家に顔だししすぎなんだと私が気づいたのは自分が嫁にいってからだ。

  東北から関東に嫁いだのだから、そりゃ実家になかなか帰れない。

 【物理的距離ってそのまま心の距離】になったりする。仕事とかで仕方なしならいい。自ら希望して遠くに住んだなら、それは、もう【物理的距離ではなく心の距離】なんだと。



 叔母は私の祖母、つまり自分のお母さんにこだわり続けた。いまならわかる。愛されたかった、んだ。いまも尚。

 祖父は、叔母を娘を愛していた。可愛がっていた。

  だけど、祖母は??
 母親は、どうだった??

 私も優しい祖父のことは、亡くなった今でも敬愛している。大好き。死してもなお。

  祖母は、苦手だ。
 自分の思い通りにいかないと親族会議してた。エヴァンゲリオンのゼーレのように。幼稚園児の私が言うこと聞かなかったときも。

  私も苦手だったけど
  叔母もそうなんじゃないのか?

 ハリーポッターのスネイプ先生のようにときに私の憎まれ役にもなっていた叔母。なのに
いつも最後は手を差し伸べてくれていた。

 いまも、突き放すことをしてきているのに、LINEで
【身体に気をつけるのよ】それが最後のやり取り。

  私も祖母の被害者だけど
 叔母も祖母、母親のことを愛して、愛されたかったんだろう。

  私も。孫として祖母から認められたくてずっと自分の気持ちに反しても祖母の希望を叶えてきた。


  それでも、愛されたかったから。

 祖母は、自分の体裁と見栄しかみえていない。孫のため、曾孫のためといいながら。娘のためとか息子のためといいながら、も、そういうのは、伝わる。

 みんな気づいていたのかな

 9人兄弟の末っ子の祖母

ゼーレの会議のような親族たちは、自身の兄弟はみな、亡くなり天国へ旅たった。最後のひとりなっても、凛として自分を貫いている。


 叔母は、母親が気になるのだ。
  毒親、機能不全家族の連鎖は自力で止めるしかない。けどそれをするキッカケになる他人が必要だ。

  叔母には、居なかったのか、と思うときがある。
 それかその注意してくれる友人さえも遠ざけてきたのか。

  60過ぎて、実親にこだわり続けてしまうと、悲劇だ。私も39年祖母や実親にこだわり続けた。
  いくつでもいい、気づいてそこから抜けられたらいい。

 抜けられないのであれば
そのまま行くしかないのか・・・第三者からどうみえても本人が望んでそこにいるのであれば。

 それだけ心の距離、心を満たす、こととは、容易じゃない。だから心が満たされる人は幸せなんだと思う。

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