自分の気持ちを押し殺してきた話
おばあちゃんやおじいちゃん、お父さんお母さんに好かれたかった。
愛情が欲しかった。
それは【親が自分の世間体を気にして子どもに自分の都合よく、自分のいいような子どもになれば褒める】とかじゃなくて。
私の気持ちを考えて欲しい。
私が傷つくかどうか考えて欲しい。
大好きなおばあちゃん、おじいちゃん。
大好きお父さんお母さん。
好かれたかった。
だけど、私がやりたいことは、全部反対された。無理だから出来ないよ。心配。やめた方がいい。それでもやろうとすると
【心療内科にいくといい。頭がおかしくなったんだよ】
私は、自分の気持ちを押し殺してきた。
親のいうようにしてきた。
おばあちゃんの言うようにしてきたよ。
おばあちゃんが、望むように
資格もとったよ。
結婚そろそろしないと恥ずかしいよって、誰が恥ずかしいの?私は生涯独身でも、恥ずかしくない。納得してその人生なら構わない。
恥ずかしいのは、おばあちゃんだよね?
80過ぎても
40近くなる孫に
【おばあちゃんの言うこと聞きなさい。どうせことねが、相手の気持ちを無視してすすめてるんでしょ】
そうかもね。
相手の気持ちを無視してすすめているのかもしれないね。そう、思うのね?
相手の気持ちを無視してすすめているのは、おばあちゃん、貴方。
私の気持ちを無視してないか、考えたことは?
傷ついてないか考えたことは?
大好きだから無理して要求に応えようとしているとは、考えないですか?
苦しい・・・もう
つらい・・・もう
おばあちゃんに会いたくない。
もう無理。
ごめんなさい。
いまは、そっとしといて。心が限界です。ごめんなさい。
そう、でもね、ひとつだけ、良かったことがあるの
言葉を飲み込み
感情を押し殺してきたものを
【解放、昇華、カタルシス】するために
【文章】しか、私には無かった。
おかげで、【文章】だけ突き抜けている。このまま光の如く、突き抜けていくよ
私が文章で生きるために
必要な試練だと思うよ、おばあちゃん。
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