自分の気持ちを押し殺してきた話

前話: peep 著者 橘伊津姫。 Storys著者 館花琴音。私たちは別人です。ただ、私が橘伊津姫さんをお慕いしファンで苗字被りしています。

おばあちゃんやおじいちゃん、お父さんお母さんに好かれたかった。


  愛情が欲しかった。

 それは【親が自分の世間体を気にして子どもに自分の都合よく、自分のいいような子どもになれば褒める】とかじゃなくて。


 私の気持ちを考えて欲しい。
  私が傷つくかどうか考えて欲しい。


大好きなおばあちゃん、おじいちゃん。

 大好きお父さんお母さん。

 好かれたかった。


 


 だけど、私がやりたいことは、全部反対された。無理だから出来ないよ。心配。やめた方がいい。それでもやろうとすると

【心療内科にいくといい。頭がおかしくなったんだよ】




 私は、自分の気持ちを押し殺してきた。

 親のいうようにしてきた。
 おばあちゃんの言うようにしてきたよ。

おばあちゃんが、望むように
 資格もとったよ。
 結婚そろそろしないと恥ずかしいよって、誰が恥ずかしいの?私は生涯独身でも、恥ずかしくない。納得してその人生なら構わない。

 恥ずかしいのは、おばあちゃんだよね?


 80過ぎても
 40近くなる孫に
【おばあちゃんの言うこと聞きなさい。どうせことねが、相手の気持ちを無視してすすめてるんでしょ】




 そうかもね。
相手の気持ちを無視してすすめているのかもしれないね。そう、思うのね?

 相手の気持ちを無視してすすめているのは、おばあちゃん、貴方。




 私の気持ちを無視してないか、考えたことは?

 傷ついてないか考えたことは?
  大好きだから無理して要求に応えようとしているとは、考えないですか?





 苦しい・・・もう
  つらい・・・もう

 おばあちゃんに会いたくない。
もう無理。
  ごめんなさい。

いまは、そっとしといて。心が限界です。ごめんなさい。

 そう、でもね、ひとつだけ、良かったことがあるの

言葉を飲み込み
感情を押し殺してきたものを

【解放、昇華、カタルシス】するために

【文章】しか、私には無かった。


おかげで、【文章】だけ突き抜けている。このまま光の如く、突き抜けていくよ

 私が文章で生きるために
必要な試練だと思うよ、おばあちゃん。

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