イヤでも身につく”使える英語力“  2. 私の英語無手勝流勉強法  2.1 10代の勉強方法(最初の10年の勉強方法)5)母親と英語、その後の自学自習

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私のこれまでの人生、仕事のバックボーンの一つは間違いなく英語です。多くの中学生が嫌いになる時期にそうならなかったのは母親の影響、母親のおかげだと思っています。

看護婦、助産婦としてキャリアを開始した母は若いときに国家試験準備のために医学用語であったドイツ語にも触れていたようで、私が質問した時には叱ることもなくそれなりの応答をしてくれていました。

おかげで、塾通いの生徒もほとんどおらず(少しはいたようですが)、学校以外ではほとんど勉強しなかった時代にもかかわらず第一関門の中学で英語嫌いにならずに次の段階の高校に進むことができました。

高校は工業高校で、英語の授業時間数が普通科に比べて少なかった(約半分)ので楽(?)でした。奇問、愚問、パズルのような難解な英語と付き合う必要がなかったのです。

でも、専門の工業科目であった実習の時間には専門技術雑誌論文(写真)の日本語訳を宿題に出されることもありました。

そのような文献英語は奇問、愚問、パズルではなく、事実を事実として記述したものですから、運良く Excellent の評価をもらったりできるわけです。このように英語のテストでも相対的に(絶対的でなく)点数が悪くなかったことで自信となり、高校生の一年時からは当時NHKの第二放送で放送されていた5分間の英語ニュースにもチンプンカン状態で挑戦し続けることになりました。

更に、その後、高校を卒業した後では自習の習慣がついていたために学校で使った薄い英語文法書は一冊まるごとほぼ覚えてしまいました。(何回も同じ本で勉強すると次に何が書いてあるか、どんな英文があるかがページをめくらなくてもわかってくるというレベルです。薄い本であれば可能です。)この段階まで進むとしめたものです。このように幸いにも自習学習サイクルがうまく運びました。

強制的に無意味な暗記をしたような記憶はあまりありません。覚えた文法基礎知識と例文を必要に応じて使い、それがコミュニケーションの道具として有益で役に立ったので更に深く記憶に残り、嫌いでないから更に続けた、ということです。

何事も最初の一歩、最初の環境、継続は大切です。そして、母親の存在、影響は私には大きかったです。

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